63 別に寂しいとかじゃないけどさ ページ28
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本田 side
大澤「Aちゃんが他の仕事場に移動になったぁ！？！？」
本田「しぃっ！静かに！！」
大澤「あっふぉふぇん(あっごめん)」
座りながら大声で叫ぶ駿弥の口を勢いよく塞ぐ俺。
こんな典型的に大声出す奴いんの？ビビるわ。
時は遡って数時間前。
いつも特定の時間にゴミステーションにいる彼女の姿がなくて、俺は今日不思議な違和感を覚えた。
それを知ってる俺もだいぶおかしい自覚はあるよ？でも毎日なんとなくほっとけなくて…ねえ？
まあそれで、俺は近くにいたスタッフさんに「佐藤っていうスタッフ今日休みですか？」と聞いてみたら「ああ、彼女移動するらしいですよ〜」なんてとんでもない返事が返ってきた。
そしてBlack Outのメンバーである駿弥に休憩中その話をしたら冒頭のリアクション。
保護団体みたいになってる與那城とかヒチョンさんとかが知ったらマジで俺がどうなるかわかんねぇから静かにしろよ！！まあ言ったの俺だけど！！
大澤「でも、それ聞き間違いじゃ…俺聞いたことないですよ？」
本田「じゃあ逆にどういう聞き間違い？」
大澤「う〜ん、ああ！彼女伊藤になるらしいですよ〜とか」
本田「いやそっちのがやべえだろ…」
駿弥は相変わらず場を和ませようとふざけるけど、すぐに「……もう遊べなくなっちゃうんですかねぇ」と寂しそうな声でそう呟いた。
…そういえば駿弥とAも随分仲が良かった気がする。
合宿所の階段でグリコをしていたり、床でジェンガをしていたり、という2人の様子を何度か見たことがあるような。…つまりどっちもアホだな。
大澤「あ〜そういえば確かに、転職したいって一生言ってたなあの人…」
本田「ああ…それは…」
ヒチョン「ふたりともふあんな顔して、なにか、だめなところあるんですか？」
大澤「あ、ヒチョンさん！」
本田「…いっ、いや！別に！！」
ぬっ、といきなり正面から顔を覗かせたヒチョンさん。やべ、聞かれてた？
「かくしごと、ダメですよ」と彼の探るような綺麗な目に吸い込まれそうになる。
キャーカッコイーッ！…じゃなくて。
大澤「あの、Aちゃんがっ、うぐぅ！」
本田「ばっかお前！！」
ヒチョン「………A？」
ヒチョンさんに説明しようとする駿弥の口を慌てて抑える、けど、彼女の名前が出た途端声のトーンが変わるヒチョンさんにとても恐怖を感じた。アッこれ終わったわ俺。
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マァ(プロフ) - 久しぶりに読んでも楽しいし泣けました。 (2023年2月24日 11時) (
レス) @page50 id: 72e8f2e0cc (このIDを非表示/違反報告)
雪りんご(プロフ) - こんにちはりんごじゃむさん！日プの新作とか出すつもりあるでしょうか？？すごくみたいです！！ (2020年8月13日 4時) (レス) id: d343e70c28 (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - go to the topさん» こんにちは、返信が遅くなってしまい申し訳ありません！転載のお話ですがもちろん可能ですよ！！私の作品が多くの中国JAMの方に読んでもらえることを心から願っています！その際はぜひ名前の記入をお願い致します！ (2020年8月9日 19時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
go to the top - こんにちは、りんごじゃむ先生！翻訳してからLOFTERに転載してもいいですか。中国にもJAMがたくさんので、原作者を明記するのを忘れられない。 (2020年7月10日 16時) (レス) id: d57e1e7b99 (このIDを非表示/違反報告)
rin(プロフ) - めちゃめちゃ面白くて一気に読んでしまいました！他の作品も楽しみにしています！ (2020年6月28日 4時) (レス) id: 5f1fa35d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゃむ
| 作成日時：2020年3月30日 18時
