與那城奨との出会い�� ページ19
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與那城side
あ、ちょっと時間やばいかも。
余裕を持って家を出たはずなのに、すっかり電車が来る時間になっていた。
與那城「(早く行かなきゃ…)」
今日からオーディションが始まるというのに、なんだか気持ちが浮ついて正直実感がない。
本当に俺なんかがアイドルになれるのかな、なんて自然とマイナス思考になる。
そんな思いを馳せながら残ったペットボトルのコーヒーを飲み干し、ホームに向かって小走りすると、視線の端っこにぜえぜえと息を荒げて階段を上っている女性が見えた。
ちょ、ちょっとあの人大丈夫…？
知らない男に声かけられても迷惑かな、と不安になりつつも体は自然と困っている人の方に向いていた。
與那城「お姉さん、キャリーバック持ちましょうか？」
そう声をかけると、なんともびっくりしたような表情で『えっ』と声を上げる彼女。パッと見た感じ、多分年下だと思う。
俺はもう咄嗟に、荷物重そうですね的なことを言った気がするけど緊張していてよく覚えていない。俺って人見知りなのかな。
すぐに電車のアナウンスが入り、その女性もあの電車だと言うので2人で慌てて電車に駆け込む。
正直、めちゃくちゃキャリーバック重かった。
こんなに若いのにどこ行くんだろうこの人。上京するのかな、数年前の俺と一緒じゃん。
そんなこと初対面で聞いたら確実に犯罪者になってしまうので、慌てて胸の中にしまい込む。
ふと隣を見てみると、走って崩れた髪型を気にする様子なく、彼女は丁寧に、且つ勢い良くガバリと頭を下げた。
『あの、…はぁっ、はぁ、ほんっとうに、あ、ありがとうございます』
與那城「え、あ、いえいえ！俺は全然！」
『なん、なんとお詫びしていいのか…』
與那城「いやいや本当に気にしないでください」
『臓器でもなんでも売って償います』
與那城「臓器！？」
突然変なことを言い出すこの子に思わず吹き出す。変わった子だ、本当に。
涙目で感謝され続けて、なんだか不思議と守ってあげたくなるタイプの律儀な子だなあ、なんて無意識に思う。
彼女の明るさと絶妙な面白さに、気がつけばさっきまでの不安とマイナスな気持ちはどこかへ消えていた。
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しらもも - 草！！！l like itそれぞれの国同じ夢かはははははは〜ovo (2020年4月15日 19時) (
レス) id: 3c79e430dc (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - pon，さん» 私も素敵な読者様に出会えて嬉しいです〜！！つるきま私も大好物です似ているようで全然似てない2人の世界観大好物です…大好物です(2回目)更新待たせてごめんなさい！これからも全力で頑張ります！！！ (2020年3月30日 18時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - yukiさん» コメントありがとうございます！！佐藤くんペンの方！！これからもK-5くんは活躍させるつもりなのでぜひ楽しんでいただければと思います！！頑張ります〜！！！！最近黒髪にしてイケ度増してますよね……… (2020年3月30日 18時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - ラビさん» この小説を見つけてくださってありがとうございます嬉しいです！！！鶴房くんとの絡みはなんとなく私自身も書きやすいのでよく書いてしまいます笑これからもラビさんのイメージに添えられるように研究し続けます！！！ (2020年3月30日 18時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
りんごじゃむ(プロフ) - とこさん» 嬉しいコメントありがとうございます！！！（ ; ; ）特徴捉えてる、と言ってもらえると本当に自信になります…！これからも頑張りますね！！p.s.周りから変な目で見られるなんて私供給があるたびに毎回そうなので！！大丈夫です！！() (2020年3月30日 18時) (レス) id: 009a13994c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんごじゃむ
| 作成日時：2020年3月4日 17時
