…16 ページ17
冷えた風が吹き荒れる。
Aはもう一度、小さく身体を震わせた。
それを次元は見ていたのか、
次元「戻るか」
と声をかけた。
Aは無言で頷き、建物内に入っていく次元の後を追う。
すると突然、次元がリビングの入り口前で足を止めた。
それに気付くのが遅かったが為、Aは顔面を次元の背中にぶつけた。
次元の後ろから覗くと、リビングにはルパン達とは違うAの知らない男の姿。
和服を来たその男は、一言で表せば侍だろう。
次元「五ェ門」
『ごえ…?』
次元が名前を呼ぶと、五ェ門は視線を次元の方へと向けた。
一瞬鋭い目にも見えたが、眼差しには優しさがあった。
次元の後ろから横にずれるA。
五ェ門「女は無事でござったか」
次元「あぁ」
立ち上がって次元に歩み寄った五ェ門が話しかける。
昨日から続き、知らない人の登場にただ呆然としながら、頭に"?"を浮かべる事しかできないA。
暫く黙っていると、次元が気遣う様に話をした。
次元「…安心しろ、コイツは仲間の"石川五ェ門"っつーんだ」
『…そうなの……よろしく、愛川Aよ』
五ェ門「…宜しく頼む」
________すごい…喋り方まで侍……。
そして五ェ門の手にある棒状の物は、やはり刀なのだとAは確信した。
280人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほのぴ(プロフ) - 私も次元大介大好きです。年長さんからみ初めて。次元推し10年目です (2018年5月12日 15時) (レス) id: 91d2c22867 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - 鈴巴さん» レス付け忘れました申し訳ございません…! (2018年3月6日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - ホントですか?!墓標カッコイイですよね…!作品についても感想ありがとうございます!励みになります!! (2018年3月6日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
鈴巴 - 次元大介の墓標ついさっき見てましたwまだ見終わってないけど!作品面白いです!これからも頑張って下さい!(^▽^)/ (2018年3月6日 17時) (レス) id: ad3d79f394 (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - 畢竟無さん» 墓標知ってる人いた…!!コメントありがとうございます!(;///;)意外と深緑色もしっくり来ますよね…! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うねゆ | 作成日時:2015年8月11日 15時