酒と本心と消毒と【ホラウソー】＊ ページ8
________突然なのだが、宿に連れ込まれた件について。
思わず冷や汗が出るA。
こうなったのは数分前の事、Aが情報を聞き出す為にターゲットの男に接近したのが始まりだった。
船長命令なので当然引き受け、適当に色仕掛けで情報を(半ば無理矢理に)聞き出せた。
ここまでは良い、問題はその一部始終をホラウソーに見られていた事だ。
実のところ、こういう任務は出来るだけやるなとソーに言われていた。
だから彼に見られるのを避けていたというのに。
つい、Aの視線が泳ぐ。
部屋の壁際まで追いやられ、背中には壁、目の前にはソーで逃げられない。
『…ソー？あの、』
「いい度胸してんなァ、俺に内緒であんな事してるなんて」
うわ、珍しい怒ってる。そう思ったAだったが、直後違和感に気付く。
『ねぇ……酒臭い！！』
珍しい程彼から酒の匂いがするのだ。
これ程飲むなんて今まであっただろうか。
「ン〜、そうかァ？」
『そうよ、ソーらしくない…』
「………こうでもしねェとよ、100分の1が言えないのさ」
ぽつりとソーが呟く。
Aが何て言ったのか聞き返そうとした瞬間だった。
「これでもよォ、俺だっていっぱいいっぱいなんだぜェ？」
『…ぇ』
「海賊稼業してるとな、手元にいない限りお前を守ってやる事は出来ねェ。もしもあの時お前の身に何かが起きても、俺は助けてやれる余裕もねェのさァ」
だから、自分の身に少しでも危険が生じる事は避けろ。新入りじゃねェんだから自分の身は自分で守れ。
嘘も偽りもない、厳しくも優しいソーの心配の言葉だった。
『……ふふ、そうやって言っていざとなったら助けてくれるくせに』
「考えが甘すぎだ」
そう言って、長いキスをひとつ。
酒の香りをふんわりと感じていると、しなやかなAの両脚の間にソーの脚が入り込む。
「ついでに消毒、しとくかァ」
酷くアルコールが回っている彼には、いつもの余裕なんて何処にもない。
△▼△▼△▼△
ヤケ酒してから夢主の元に向かったソーくんでした( ^ω^ )
コーメさん、リクエストありがとうございました！！
彼の余裕の崩し方を色々考え込んでいる内に時間だけが過ぎていきました…(マイペース野郎め！)
酔ってないと本心が言えないソーくん(妄想)が可愛いです
生存報告とかお知らせとか→←からかい合う程仲が良い【トリック】＊
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うねゆ(プロフ) - みつはさん» そうなんですごめんなさい〜(>_<;)募集再開した時にまたコメくれると嬉しいです…！ (2018年9月4日 11時) (
レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
みつは - ごめんなさい！リクストップでしたね^^; (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
みつは - トリックさんとの作品が読みたいです！ (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - コーメさん» こちらこそありがとうございました！リク受付再開した時にでもまたよろしくお願いします〜！ (2018年8月29日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
コーメ(プロフ) - こんにちは！ありがとうございました！めっさ素敵です♪今度またリクエストさせていただきますね！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 08b329afd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うねゆ | 作成日時：2017年8月18日 22時
