からかい合う程仲が良い【トリック】＊ ページ7
「今日もキャプテンバルボッサのために〜！」
「「『ヨーホー！！』」」
「解散ー！」
午後になり、どうせ収穫は何もないんだろうけど再び港に戻ってきた私達。
体操をして個々に宝探しへ向かっていく中、私はさっきトリックに付けられた痕が見えていないかとソワソワしていた。
まぁ髪の毛で隠れてるし、そこまで激しい動きをしなければ大丈夫だろう…。
そう思いつけながら適当に港を歩き回る私と、そんな私の後をついて来る港の人達。
『君達、そろそろ何か情報持ってこないのー？』
「向こうの方にありますよ！」
『向こう？残念だけど私そっちの方には行けないんだよね〜』
いつも通りに会話をしていた時、突然強い海風が吹いた。
真横を通り過ぎていく風の音、なびく髪や服。
………なびく髪？
「あっ」
港の人がそう言ったのが聞こえた瞬間、反射的に痕のところを手で隠してしまった。
…しまった、墓穴掘った！！まだ何も言われてないんだけど！！
「Aさん…」
「まさかそれ…」
『な、何の事カナー？』
周りがざわつく。
いや、今日の調子の悪さは酷い。墓穴掘りまくり、今日から墓穴王と呼んで下さい。
「それってトリックさんが」
『わ"ーー！！』
「俺が何だって？」
ヒュッと空気が喉を通る音がした。
動けないままでいると、痕を隠してる手を掴まれる。
「ここのレディ達には知れ渡ってんだから隠す必要ねぇだろ、なぁ？」
『ト、トリック……』
このタイミングで張本人の登場。
周りからヒューヒュー声が聞こえるんだが、もう色々と勘弁してほしい。
『少しは宝探ししてよ…人ばっかり連れて来て…』
「よしよし、ちゃんと痕残ってるな」
『は、話を…話を聞いて下さい……』
「聞いてるさ、聞いてる聞いてる」
トリックの調子に呆れてものも言えないままでいると、1人のお嬢さんが声を掛けてきた。
「お二人って何だかんだで仲良いですよね！」
『え？』
「ん？」
そう言われてお互いに目を合わせる。
そして少ししてから軽く吹き出した。
『ん〜、そう、なのかな？まぁ面倒臭いところあるけど可愛い時もあるしねー』
「何だ何だ、余計な部分が入ってねぇか？今の言葉そのまま返してやるよ」
『ああぁぁぁもうー！そんな事より宝探しに行こ！！』
「Aさん、トリックさんに本気で怒ったりしないよね」
「やっぱり仲良いのよ」
△▼△▼△▼△
あいかさんからのリクエストでした！ありがとうございました！！
酒と本心と消毒と【ホラウソー】＊→←私だけが知っている【トリック】＊
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うねゆ(プロフ) - みつはさん» そうなんですごめんなさい〜(>_<;)募集再開した時にまたコメくれると嬉しいです…！ (2018年9月4日 11時) (
レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
みつは - ごめんなさい！リクストップでしたね^^; (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
みつは - トリックさんとの作品が読みたいです！ (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - コーメさん» こちらこそありがとうございました！リク受付再開した時にでもまたよろしくお願いします〜！ (2018年8月29日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
コーメ(プロフ) - こんにちは！ありがとうございました！めっさ素敵です♪今度またリクエストさせていただきますね！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 08b329afd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うねゆ | 作成日時：2017年8月18日 22時
