ハグによる効果について【ピーター】 ページ3
『ピーター、…ピーター！』
「ぅおっ、何だよいきなり」
『アンタ、最近ボーッとしすぎ』
甲板で海を眺めながら上の空でいるピーターに、Aが声を掛ける。
自覚が少しでもあるのか、ピーターはAから視線を逸らした。
気が付けばピーターは、今停泊してる港の人気者となっていた。
新人海賊のくせに、超が付く程の。
『…疲れてるんでしょ』
「ゔっ」
『正直に言ってみなさい』
「……少し、だけ…」
情けないとでも思われると思ってるのだろうか、ピーターは小さめの声でそう言った。
すると突然、Aは腕を広げた。
ピーターの目が丸くなる。
『ん』
「えっ」
『知ってる？ハグってストレスの3分の1を解消してくれるのよ』
Aの言葉にキョトン、としているピーター。
「…それで体力が回復するとでも思ってんのかよ」
『なによぉ、気晴らしにはなるでしょ』
ムスッとAは頬を膨らませた。
それにピーターは笑って。
「それじゃ、お言葉に甘えるとするか」
『よろしい』
そう言って、Aはピーターを抱き締めた。
男のくせに細身なのを前から気にしてはいたが、一応体つきは男なのだとAは実感する。
『…どう？』
「何が」
『少しはマシになった？』
するとピーターはうーん…とした後、分かんね、と言った。
「実際に体験した方が早いんじゃないか？」
『えっ』
直後、Aの背に回されるピーターの腕。
数秒後にAはどういう状況かようやく理解した。
心做しかさっきより心臓の鼓動が速くなってる気がする。
「どうだ？」
『…まぁ、悪くは、ない…』
「あっ、ピーター！Aー！」
何処からともなくサンスプの「何やってんだい？！」という声が聞こえ、Aは咄嗟にピーターの体を引き剥がした。
ほんと神出鬼没だな…と思いながら、何とか気持ちを落ち着かせる。
「ピーター良いなぁ。A、オイラにもしてくれよっ」
「いくら親友でもその頼みは無理だな」
「えぇ！？どうしてだい！？」
表情がコロコロ変わる親友に見せつけるかの様に、ピーターはAの肩を抱いて言った。
「Aは、俺のモンだから」
『…………なっっ』
その後、船にはビンタの音が響き渡った。
どうやら彼女なりの照れ隠しらしい。
「ごめんよピーターっ、オイラが余計な事言ったせいでっ」
「いや、サンスプは悪くないから…」
余裕のない彼が【アントーニオ】→←横顔とプラネット【ホラウソー】
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うねゆ(プロフ) - みつはさん» そうなんですごめんなさい〜(>_<;)募集再開した時にまたコメくれると嬉しいです…！ (2018年9月4日 11時) (
レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
みつは - ごめんなさい！リクストップでしたね^^; (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
みつは - トリックさんとの作品が読みたいです！ (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - コーメさん» こちらこそありがとうございました！リク受付再開した時にでもまたよろしくお願いします〜！ (2018年8月29日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
コーメ(プロフ) - こんにちは！ありがとうございました！めっさ素敵です♪今度またリクエストさせていただきますね！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 08b329afd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うねゆ | 作成日時：2017年8月18日 22時
