横顔とプラネット【ホラウソー】 ページ2
Aは夜、港から人がいなくなるとある場所に行くのを、ホラウソーは知っている。
山側にある建物、チェインバー・オブ・プラネットという所らしい。
いつも人に見つからない様に向かうのが気になって、ソーはこっそりAの後を着いて行ってみる事にした。
普段から潜入捜査等をしているお陰で、こういうものは慣れたものだ。
迷路の様な道を行き、やがてAはドーム状の建物の中へ入っていった。
ここか、とソーは開いた扉からこっそりと顔を覗かせる。
中の光景に、ソーは目を見開いた。
中心にはオブジェの様な物があり、壁には何か書かれている。
何より目を奪われたのが、天井いっぱいに広がる星空だ。
Aはただ、黙ってそれを見つめていた。
ふと、ソーの中でAの横顔と、自分の船長が星空を眺める横顔が重なる。
「っ……！」
途端、何故かAが消えてしまいそうな感覚に魘われる。
神秘的な空間に、吸い込まれてしまいそうな。
そんな事ある訳ないのに、変に動揺する。
おまけに扉にぶつかってガタ、と音をたててしまった。
「っあ」
建物内のAと目が合う。
これが任務中だったら死んでるな…とソーは思った。
「…いやぁ、ちょっと外の空気を吸おうと思ってな！散歩してたらたまたまAを見かけたもんで、ここまで来ちまった！」
悪い悪い、とソーが言うと、Aはそっと微笑んだ。
『いいんだよ、おいで』
手招きに誘われて、ソーは中へ一歩足を踏み入れた。
中に入ると分かるが、不思議な音楽と歌声が流れて響き渡っている。
『いい所でしょ？見つけた日から気に入ってるの、ここ』
「…そうだな、悪くは無ェ」
________お前さんの横顔もな。
そう口には出せなかった。
心の隅ではまだ不安感が残っていて、ソーは少しだけAの手に触れる。
するとAは、自身の小指をソーの小指に絡ませた。
繋がれた小指。
『2人だけの秘密だよ？』
そう言うA。
やっぱり消えそうな気がして、ソーは指先の感覚と共に頷くしか出来なかった。
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実際にホント素敵な所なんで機会があれば行ってみてください
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うねゆ(プロフ) - みつはさん» そうなんですごめんなさい〜(>_<;)募集再開した時にまたコメくれると嬉しいです…！ (2018年9月4日 11時) (
レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
みつは - ごめんなさい！リクストップでしたね^^; (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
みつは - トリックさんとの作品が読みたいです！ (2018年9月1日 0時) (レス) id: 7451b40fcd (このIDを非表示/違反報告)
うねゆ(プロフ) - コーメさん» こちらこそありがとうございました！リク受付再開した時にでもまたよろしくお願いします〜！ (2018年8月29日 19時) (レス) id: 2ba56a09e4 (このIDを非表示/違反報告)
コーメ(プロフ) - こんにちは！ありがとうございました！めっさ素敵です♪今度またリクエストさせていただきますね！ (2018年8月29日 18時) (レス) id: 08b329afd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うねゆ | 作成日時：2017年8月18日 22時
