【ハリーポッター】愛するあなたへ (ページ7)

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6話ページ7

｢A、今日はパーティーだ。校長が来たら始めよう｣

『あい！』

ご馳走などはダンブルドア先生が持ってきてくれるようでテーブルには何も無かった。
お腹が空いていたが、セブと話す時間も楽しいので待ち時間は苦じゃなかった。

しばらくして暖炉からダンブルドア先生と知らない女の人が来た。

『いらっしゃいましぇ！アルバシュ！……』

じっと見つめると女の人がしゃがんで目線を合わせて自己紹介してくれた。
ちなみにダンブルドア先生というのは長いのでアルバスと呼んでくれと本人に頼まれた。
たださ行がうまく言えないので、アルバシュになってしまう。

｢私の名前はミネルバ・マクゴナガル。ミネルバと呼んでちょうだい｣

『ミネルバ！よろしくお願いしましゅ！』

ニコリと微笑んで頭を撫でてくれたミネルバは原作通りとても良い人なようだ。

｢さて、A。君もようやく1歳じゃ。パーティーを始めよう！｣

アルバスが杖をひと振りするとリビングは綺麗に飾り付けられ、テーブルの上にはご馳走も出てきた。
それに目を輝かせていると、アルバスが再びニコリと笑い、もう一度杖を振る。
すると大きなプレゼントが出てきた。

｢これはわしからのプレゼントじゃ。A、誕生日おめでとう｣

『アルバシュ！しゅき！！』

｢ほっほっほ。わしもじゃよ。ほれ、開けてごらん｣

私の背丈くらいある箱を開けると、中からたくさんの絵本やおもちゃ、服が出てきた。

｢この家には子供が遊べるものはないからのう｣

『アルバシュ！アルバシュ！』

椅子から降りてぎゅっと足に抱きつくと、優しく持ち上げ、膝の上に乗せてくれた。

｢A、私からもプレゼントです｣

そう言ってミネルバが杖を振ると猫の入ったカゴが出てきた。

『ねこしゃん！！』

アルバスが私を降ろしてくれたので、ねこの方に駆け寄る。
ねこの毛は真っ白で、目は青だった。
その組み合わせがとても綺麗で思わず見惚れてしまった。

｢名前はAがお付けなさい｣

『名前……セブ……』

助けを求めるようにセブの名前を呼ぶと眉間に皺を寄せながらも考えてくれた。

｢……メア。海はドイツ語でメーア。それを少し変えただけだが。そいつの目は海のように青く、深いからな｣

『セブ！てんしゃい！メア、しゅき！』

あまりにも語彙力がないが、メアという名前が気に入ったと言うことを伝えたかった。
それにしても名付けの才能もあるなんてさすがセブ！