【ハリーポッター】愛するあなたへ (ページ5)

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4話ページ5

私は寝室とリビングしか行ったことがないのですごくテンションが上がった。

｢全く……手のかからないやつだと思っていたが、急にどうした？もう反抗期なのか？｣

そう言いながらも片手で私を抱っこしたスネイプ先生は羊皮紙にスラスラと字を書いていく。
前世では割と勉強が出来た私でも全く読めない。
専門用語が多すぎるのだ。
まぁいずれ覚えられるだろう。

普段1人で寝ることしか出来なかったので、こうしてスネイプ先生に抱かれているだけですごく楽しい。

ひとまず第一段階クリア。
次は2つ目の問題をどうにかしよう。

夜になり、眠くなってきたな、とこっくりこっくりし始めたところで、スネイプ先生は私を寝室まで連れて行ってベッドに寝かした。
はい、ここで作戦決行。

『おんぎゃあ、おんぎゃあ、おんぎゃあ』

またしても棒読みな泣き声な気もしなくもないが、別に泣きたくて泣いているわけではないので仕方がない。

そう、作戦2はとにかく泣く、だ。
内容についてはスネイプ先生が一緒に寝てくれるまでとにかく泣く。

スネイプ先生は私を抱き上げて泣き止ませる。
そして案の定泣き止んだらベッドに戻す。
再び泣く。
抱き上げられる。
今回はこれだけで大体察したようだ。
昼間よりも大きなため息をついてスネイプ先生の寝室に連れていかれた。

｢本当に今日は我儘だな……ほら、寝ろ｣

スネイプ先生と一緒にベッドに入り、一緒に寝る。
実はスネイプ先生の顔色の悪さと隈が気になっていたので、今日くらいはゆっくり休めればな、と思ったのだ。
案の定、スネイプ先生はベッドに入ってすぐに眠りについた。
それを確認してから私も眠った。