30*.手の鳴る方へ zmem【4】 ページ43
emside
「理由は……まあいくつかあんねんけど。一番大きいのは…………。」
そこまで言って、また何か思いとどまるように唇を噛み締めたあと、少し切なげな表情で。
「……こんなん言われても迷惑やと思うけど…………。……エミさんのことが好きやから、やな。」
「……っえ…？」
好き……好き？
理解が全然及ばない。
ゾムさんが、私のことを好きでいてくれてた……？
理解した瞬間、音すら立てそうな程に顔が真っ赤になっていくのが分かった。
「………ほらやっぱりそういう反応するやろ？すまんなエミさん、今の忘れ……」
「っ私も…！！」
「……え」
「私も、ゾムさんのことが好きです…！」
そう言ってゾムさんの手をぎゅっ、と握ると、 ゾムさんの顔もみるみるうちに真っ赤になっていく。
「え……え？ほんまに？嘘やない？」
「嘘やないです。私もゾムさんのことが好きで……でも言ったら嫌われると思ってて…！」
するとゾムさんははぁ、とため息をついたあと、いつものように笑って。
「なんやぁ……両想いやったんやん……絶対うざがられてると思っとった…！」
可笑しい、と言うように空を仰いで呟くゾムさん。
「私も、ゾムさんが私に悪戯しに来るのなんて特に意味は無いって思ってましたよ。」
「ふは、何やそれ傑作やな。」
しばらく可笑しくて二人で笑っていると、ふいにゾムさんが私の目を見つめた。
私も見つめ返すと、ゾムさんはにっ、と笑って。
「エミさん、好きやで！」
「…！ふふ、私も好きですよ。」
初恋同士の恋人みたいなやり取りにまた二人で吹き出して、笑って。
ぎゅっと繋いだ手が互いの気持ちが嘘じゃないことをしっかりと証明していた。
…………………………………………………………………………………
…こんな感じでいかがでしょうか…？
私の技量では全然伝えきれませんが、
四流はいいですよね…！
zmさんに振り回されるemさんとか。
とってもとっても大好物です…！
神リクエストありがとうございました…！！
チガウ！！とかだったらすみません…。
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るある。 - ラッピングしてお返しするところ、、、尊い‼️ (5月12日 1時) (
レス) @page37 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
るある。 - 最高です(・・)ﾏｶﾞｵ (5月12日 1時) (レス) @page33 id: daaa2cbdca (このIDを非表示/違反報告)
レマ - ありがとうございます 尊いです (2023年4月16日 16時) (レス) @page34 id: a92f5b28bf (このIDを非表示/違反報告)
Labo(プロフ) - 電球ソーダさん» 返信、遅れてしまってすみません！尊いは最大の褒め言葉です…！ありがとうございます…！！ (2022年5月24日 5時) (レス) id: 34b51c2cbe (このIDを非表示/違反報告)
電球ソーダ - 尊い (2021年7月3日 3時) (レス) id: 9b3bfa43e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Labo | 作成日時：2020年4月21日 10時
