第九十二話 ページ47
ゾラ「うっせー馬鹿力!!オマエの筋力に対抗できるわけねぇーだろ!」
貴方『あーはいはい、私が悪かったな〜』
ゾラ「...ムカつく」
ゾラはそういって私と目を合わさないように違う方向を向く。拗ねたところも可愛らしい
貴方『本当に日が落ちてきたな...よっこらせっと』
ゾラ「っ!?何してンだよ!?」
貴方『何って、担いでるだけだが?』
ゾラ「そういう事を聞いてんじゃ...って!このまま行くのかよ!」
ゾラが全力でジタバタと抵抗するが...まぁ、ヤミやアスタと違ってこんな細身の男が私の力に勝てることもなく...
ゾラ「はぁ...はぁ...クソッ」
貴方『満足したか?なら帰るぞ。本当に暗い』
私が辺りを軽く見渡すと、もう既に日は見えなくなっていた
ゾラ「...女に担がれるなんて」
貴方『...ご要望にお答えしようか、【私は男だ】』
私が言霊を唱えた瞬間、黒い霧に包まれた。まぁ、身体を作り替えるのは辛いが...ゾラが言い出したのだから仕方がないだろう
貴方『...ほら、男に担がれるのなら文句はないだろう?』
ゾラ「そういうことじゃねぇんだよ!!オマエ馬鹿なの!?明日任務なのに何魔力がっつり使ってんの!?」
貴方『あー五月蝿い五月蝿い、はいアジト直行でーす』
私は軽く足に力を入れて地面を蹴る。すると力加減を間違えたのか上に飛んでしまった
貴方『うおっ!やっべ間違え...ん?』
ゾラ「何が間違えただ!何を間違えればこんな事に『ゾラ、あれ』あ?何だよ...ん?」
高く飛び上がった瞬間に、遠くで赤黒い光が見えた。本当に一瞬だったが、確かあれは...
貴方『...あっ!駄目だ!早く帰ろう!【身体強化】!!』
私は即座に危険と判断し、空中を蹴って地面に着地する。そしてそのまま全速力で走り出した
ゾラ「うおっ!!おいどうしたA!?何があった!?」
貴方『さっきの赤黒い光は吸血鬼特有のものだ!しかもあれは...っ!アジトで話すから私の首にでも捕まっとけ!飛ばすぞ!』
ゾラ「...よくわかんねぇけど、緊急事態ってのは分かった!」
ゾラは私の首に腕を回し、力を込める。それを確認した私は更に足に力を入れ、アジトまで急いだ
貴方『...おらぁ!着いたぁ!』
足で雑に扉を蹴ってアジトに入る。行儀は悪いがまた足で扉を閉めた
貴方『だぁぁぁ...疲れたぁ...』
ゾラ「...で?あれは何なんだよ」
貴方『あ?あー...確かあれは...吸血鬼が相手の血を啜る時になる瞳の色だ。食事中に邪魔でもしたら私達が殺される...』
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kokomi412(プロフ) - 963さん» 963様だぁぁぁぁぁぁ!!!!!毎回毎回コメント本当に有難うございますぅぅぅm(。≧Д≦。)m963 様のコメントを読んで学校でものすっごいニヤニヤしてます!!ww私もアニメゾラさん見て大発狂しておりますよ!!wwこれからも良ければ見てくださぁぁぁいm(。≧Д≦。)m (2019年6月21日 12時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
963 - 少しだけお久しぶりです!夢読みに来ましたー(^^)ツンデレゾラさんからの主人公を心配するイケメンゾラさんヤバいですね(///ω///)アニメでもゾラさん活躍してますし、もうゾラさんが尊いです(/ω\)いつも素敵な夢ありがとうございますぅぅぅm(__)m (2019年6月21日 11時) (レス) id: 2be6f3140a (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - 963さん» 963様ぁぁぁぁ!!( ;∀;)毎回有難うございますぅぅぅぅ!!!これからゆっくりでも更新していくので見てくれれば幸いですぅぅぅぅ!!!m(。≧Д≦。)m (2019年6月11日 21時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
963 - こんばんは!テストにAOお疲れ様ですm(__)m更新された夢、早速読みました!今回もやっぱりゾラさん可愛いですね(///ω///)胸きゅんありがとうございます!!これからも応援しております! (2019年6月11日 21時) (レス) id: 5b7dffa40e (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - ハオミンさん» ハオミン様!もう全然大丈夫ですっ!!暇なときにでも見に来てください!(*^^*) (2019年6月8日 12時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokomi412 | 作成日時:2019年5月12日 20時