イカしたマスクをした魔導師の幼馴染は最強最悪の...男？女？2

第七十九話 ページ34

ヤミ「...これ知ってるか？手の上は尊敬のキス、額の上は友情のキス、頬の上は厚意のキス、唇の上は愛情のキス、瞼の上は憧憬のキス、掌の上は懇願のキス、腕と首は欲望のキス、その他は狂気の沙汰...」

ゾラ「何でそんなの知ってんスか...知らないっスよそんなの」

でも、今言った中には耳へのキスの意味がなかった...狂気の沙汰、か...

ゾラ「んで、結局耳へのキスの意味は何です？」

ヤミ「...耳へのキスの意味はまぁまぁあるが、大抵は相手を誘惑して興奮させたいとか、相手を独占したい、気持ちよくさせたいとか...後は自分もされたいとかな」

ゾラ「.....///」

まさかそんな意味があったなんて...相手を誘惑して興奮させたい...独占したい...か///

ヤミ「...まだオマエには早かったか？そんな顔してたらいつかAに喰われんぞ？」

ゾラ「...ちょっと勉強します...オレそういう事に知識が無さすぎるし...///」

いざって時に対応出来ないのは困る、少しでも分かっていたら対処のしようは幾らでもある

ヤミ「なんならオレに聞くって手もあるけど？」

ゾラ「いえ、団長に聞いても...いや、経験豊富な団長に聞いた方が早いか...？」

そう考えていた、だがその時...

ゾラside終了

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貴方『...五月蝿い』

さっきから人が寝てることを良い事にペチャクチャ話しやがって...

ゾラ「うおっ！？...起きたのかA...って何すんだよ！？」

私はゾラを抱きしめていた手を外してゾラの顔にに持っていき目を隠し、耳を覆った

貴方『...ヤミ、あまりネタバラシをするな、そういう事に知識がない所も可愛いんだから』

私はヤミをギロリと睨んだ、するとヤミは一瞬うっ...という表情をした。が、直ぐに何時ものように戻った

ヤミ「...オレはオマエらの為に助言してやってるんだよ、少しの位は感謝してくれても良いんじゃねーの？」

貴方『助言なんぞいらんわ、なんなら俺が教える...手取り足取り腰取り...な？』

まぁ聞けと言ったのは私だか、本当に聞くとは...

ヤミ「...はぁ、やっぱオマエの方が一枚上手だな」

ヤミはやれやれと言った感じに肩を竦める。するとゾラが私が目と耳においていた手をどかしてきた

ゾラ「何の話しか何も聞こえてなかったんだけど...何の話し？」

貴方『気にするな、今度教えて、やる、から...ｽﾔｧｰ(_ _*)』

ゾラ「...オレを枕にしてやがる、クソッ！明日覚悟しとけよ...！」

そうしてゾラも目を閉じ眠りについた

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