第二十一話 ページ23
貴方『...今さら気にしていませんし、私は悪くないと思っているので』
ユリウス「あぁ、それと君に朗報がある」
貴方『何ですか、もう帰りたいんですけど』
この男と話していると何か調子が狂う、早く切り上げたい
ユリウス「...その言い方、ゾラくんそっくりだね!」
貴方『はぁ?ゾラと一緒って...貴方まさか!』
ユリウス「そのまさかだよ、コレを君に渡してくれと頼まれたんだよ」
ユリウスから差し出されたものは、一冊の本だった
貴方『...これは』
ユリウス「君が一番分かっているんじゃないか?読んでみなよ」
私はユリウスに言われて本のページをめくった
貴方『...「オレを探す事が出来たら、全てを打ち明けよう」か、残りは...私が昔ゾラと書いた歌集ですね』
ゾラからの挑戦状とは、言うようになったな、なかなか面白い...!
ユリウス「明日黒の暴牛には依頼状を送るけど、君は指名しないから安心してくれ」
貴方『...その間にゾラを探します、お気遣いどうも有り難う御座います』
ユリウス「あともう一つお願いがあるんだけど...いいかな?」
貴方『...(-_-#)、何でしょう』
ユリウス「そんな露骨に嫌な顔しなくても...ヤミから聞いたんだけど、君の素が面白いって聞いたんだ、私と話す時には全部素で話してほしい、いいね?」
貴方『私に拒否権はあり「魔法帝直々の命令だよ?」...了解、ユリウス』
ヤミの奴...何て事を魔法帝に話してやがんだ!何だ!?私の素はそんなに面白いか!?
ユリウス「うんうん!何時もの君の方がとってもいいよ!いい男だし!」
貴方『...【私は女】です』
男になるとき同様黒い霧に包まれた、そして霧が晴れた頃には女の姿に戻っていた
ユリウス「おぉーー!!本当に女の子だったんだね!ヤミの言う通りだ!」
貴方『...はぁ、そう、か?』
ユリウス「どうしたの?顔色悪いけど、大丈夫かい?」
貴方『...はぁ、はぁー...性別を変える時には身体そのものを作り替えるから、かなり体力が持ってかれんだよ...じゃあ俺帰るか、ら...』
そこで私の意識が途絶えた、流石に無茶だったかな...
ユリウス「えっ!?大丈夫かい!?」
ユリウスがAの身体を掴もうとした、だが掴む前にAの身体はもう既に違う方へ引っ張られていた
ユリウス「っ...!ゾラくん!」
突如として現れたのはゾラだった、Aの身体を自分の元へ引き抱き止める
ゾラ「どーも、魔法帝様、ウチのが迷惑かけたな」
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kokomi412(プロフ) - ハオミンさん» ハオミン様!コメント有り難う御座います!私もゾラが本当に大好きです!私の小説で一人でも喜んでいただけるようにこれからも頑張ります!本当に応援有り難う御座いますっ!! (2019年5月19日 7時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 私もゾラ君大好きです!素敵なお話をありがとうございます (2019年5月19日 7時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» コメント有り難う御座います(*´ω`*)これから頑張って活躍してもらいます!私の少ない文章力をフルに活用して! (2019年5月17日 22時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ゾラこれから大活躍しそうですねー (2019年5月17日 22時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» その死んだ目を好きっ!!なんかあの無気力というかやる気の無さそうな所もまた好きなんですよ!ブラクロのアニメの最新話で私ずっと悶えてました(^o^;)コメント有り難う御座います! (2019年5月17日 6時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokomi412 | 作成日時:2019年5月3日 14時