プロローグ ページ1
貴方『ゾラ〜!ザラさーん!』
ゾラ「あっA!どうしたの?」
ザラ「おぉー!Aちゃん!いらっしゃい、今日もゾラと遊びに来たのかな?」
貴方『ううん!二人に会いたくて来たの!』
ザラ「はあぁうっ!可愛すぎる!」
ゾラ「父さん大袈裟すぎでしょ...」
貴方『えへへ〜(*^^*)』
この二人は、私の家族のような人達だった
私が一人村の隅に捨てられている所を、二人はなんの躊躇もなく拾ってくれた
ザラ「よしっ!Aちゃんはゆっくりしててくれ、父さんは今日も平和を護ってくるぜぃ!!」
___それがザラとの最後の会話だった
ゾラ「.....」
ゾラは無言で父の墓の前に立っている
貴方『ゾ、ゾラ...』
ゾラ「...自分が死んじゃったら...どうやって護るんだよ...父さん...」
私の呼び掛けにも答えず一言だけ言ってゾラは行ってしまった
貴方『ゾラ...ん?あれは【紫宛の鯱】の人達だ、ザラさんのお墓参りかな...』
少しだけ、少しだけ見ていようと思った私が間違いだった
男1「無念だったね、ザラ・イデアーレ」
男2「下民のクセに魔法騎士面で戦場をウロチョロするから」
男1「仲間に後ろから撃たれるんだよ...!」
貴方『...はぁ!?』
その時、走り去っていくゾラの姿が見えた
貴方『ゾラ!...もう誰も近くにいないよね?』
私は男達の前に立つ、やはり私の事を下民と見て蔑む目で私を見る
貴方『今ここには、私の大切な人はいない』
男1「あぁっ?何言ってんだこのガキ」
貴方『...少しだけなら、いいよね?』
男2「おい!さっきから何をブツブツと!」
私は男達の目の前まで歩く
男1「このガキが!黙ってるんじゃねぇよ!いい加減にしやがれ!」
男は私に向かって魔法を放つ、だが___
貴方『...【自分の首を締めよ】』
男達「「がぁっ!!」」
二人が自分の首を締め始めた、私は飛んできた魔法に向かって【消えろ】と命じた
男2「がっ...ぁぁ!」
男1「おっ、お前...!俺達に...!何を、したぁ!!」
貴方『何ってただ命令しただけだが?自分の首を締めろと、それをお前達が実行したまでで...ってもう聞こえてないか』
男達は自分達の首を締め、息絶えていた
"コレ"が私の捨てられた理由、私の言葉一つで皆死んでいく
私の言葉は、【言霊】と呼ばれるものだ、まぁ制御出来るようになったんだけど、感情が昂ると制御が難しい
貴方『...さよなら、ゾラ』
私は村を出た、ゾラを傷つけないために
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kokomi412(プロフ) - ハオミンさん» ハオミン様!コメント有り難う御座います!私もゾラが本当に大好きです!私の小説で一人でも喜んでいただけるようにこれからも頑張ります!本当に応援有り難う御座いますっ!! (2019年5月19日 7時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 私もゾラ君大好きです!素敵なお話をありがとうございます (2019年5月19日 7時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» コメント有り難う御座います(*´ω`*)これから頑張って活躍してもらいます!私の少ない文章力をフルに活用して! (2019年5月17日 22時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ゾラこれから大活躍しそうですねー (2019年5月17日 22時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» その死んだ目を好きっ!!なんかあの無気力というかやる気の無さそうな所もまた好きなんですよ!ブラクロのアニメの最新話で私ずっと悶えてました(^o^;)コメント有り難う御座います! (2019年5月17日 6時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kokomi412 | 作成日時:2019年5月3日 14時