第二十三話 ページ26
夢を見た、夢なのかと疑うほど、鮮明な、私の捨てられる前の記憶
貴方『...かーさま、とーさま』
母「何っ！静かにしていなさい！」
かーさまは私を叩いた、いつもの事だけどやっぱり痛い
貴方『いっ...！かーさま痛いです！』
母「うるさいっ！あんたなんかっ！あんたなんかっ！」
かーさまがまた私を叩いた、痛い、痛い、痛い
父「...五月蝿いぞ、静かにしろ」
母「あっ、あなたも何か言ってよ！こんな出来損ない！」
かーさまは私の髪を引っ張る、やめてよ、かーさま
父「その出来損ないを生んだのは誰だ？一回頭を冷やしてこい」
母「っ！！チッ！！！」
かーさまは私の髪を乱暴に放し、違う部屋にいってしまった
貴方『...とーさま』
父「何だ？」
貴方『...私は、『忌み子』なんですか』
父「そうだ、お前は我ら一族とは全く違う髪の色、そして瞳の色をしている、それだから嫌われるんだ」
そう言って父も部屋を出ていった
貴方『...みんなは、綺麗な赤い髪、青い目...でも、私は正反対の青い髪に赤い目』
ただそれだけで、みんなと違うだけで、みんなから白い目で見られ、いじめられる
貴方『...どうして、私が悪いの...？』
そのまま私は気を失うように眠りに着いた
___次に目を覚ました場所は、全く知らない所だった
貴方『...？かーさま？とーさま？』
私が目覚めたのは、全く知らない場所だった
貴方『あれ、このメモは...？』
【Aへ、お前が三ヶ月も目を覚まさないから、母さんがお前を捨てようと言ったのでお前を違う村に捨てました、怨むなら忌み子として生まれた自分を怨みなさい、父さんより】
貴方『...』
絶望した、私を捨てたかーさまにも、とーさまにも
貴方『...ぅっ...ぅぅ...』
私はそこで初めて泣いた、出来る限りの声を殺して、まわりに迷惑をかけないように
？？「君誰？どうしてここで泣いてるの？」
貴方『っ！ごめんなさい！五月蝿くしないからたたかないで！』
赤い髪に、青い瞳、同族だと思いの咄嗟に自分の頭を守る、だが叩かれる気配がない
？？「叩かないよ？君、名前は？」
貴方『...A、私は、捨てられたの』
ゾラ「...僕はゾラ！ゾラ・イデアーレ！ねぇ君、僕の家に来なよ、ほら！」
ゾラという少年は私に向かって手を差し出す
貴方『...一緒にいていいの？私の事気持ち悪くない？』
ゾラ「父さんにもAの事を紹介するから！ほら早く！」
私はゾラに手を引かれ、ゾラの家に向かった
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kokomi412(プロフ) - ハオミンさん» ハオミン様！コメント有り難う御座います！私もゾラが本当に大好きです！私の小説で一人でも喜んでいただけるようにこれからも頑張ります！本当に応援有り難う御座いますっ！！ (2019年5月19日 7時) (
レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
ハオミン - 私もゾラ君大好きです！素敵なお話をありがとうございます (2019年5月19日 7時) (レス) id: 228eb0b481 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» コメント有り難う御座います(*´ω｀*)これから頑張って活躍してもらいます！私の少ない文章力をフルに活用して！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
メリア - ゾラこれから大活躍しそうですねー (2019年5月17日 22時) (レス) id: edc4abbf43 (このIDを非表示/違反報告)
kokomi412(プロフ) - メリアさん» その死んだ目を好きっ！！なんかあの無気力というかやる気の無さそうな所もまた好きなんですよ！ブラクロのアニメの最新話で私ずっと悶えてました(^o^;)コメント有り難う御座います！ (2019年5月17日 6時) (レス) id: cfc7322f5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokomi412 | 作成日時：2019年5月3日 14時
