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｢もうあかん！むり！｣
げらげらと笑いだした某サッカー選手の様なやつは腹を抱え歯を見せていたが、今度は目を細めこちらを品定めする様な目で見てくる。
｢で、グルさんは何故私達を？｣
色素の薄い男が、つい先程まで口へ運んでいた紅茶のカップを静かに置き某総司令官に問う。
話が全員にまで伝わっていないのか、色素の薄い男の言葉に頷く者がチラホラ…って何だあのキツネのお面の白衣の人！カッチョイイ〜〜〜！！！！って白い軍服姿の人もいる…あ！ジャパニーズ・カターナでは無いか…！！
｢あぁ、話してなかった。彼女等は喜ばしい事に我が国の傘下に降ることとなった。｣
ーーひいては、諸君らには監視及び指導を頼むゾ！
｢は？待って下さい。総統｣
紫がガタリと椅子を倒さんばかりの勢いで立ち上がり、某総司令官に噛み付く様に言ったそいつの顔はーー
｢それは、彼女が、俺の、俺の！部下になるっていう解釈でいいんですか？｣
ー頬に朱を走らせ、高揚した顔をしていた。え？普通にヤバいやつやない？え？貞操の危機を感じりゅ…！そうゆうのは黒子の役割だから…私に需要は無いから…な！マジで要らんぞ！！
｢え、ショッピくんどしたん？目ぇ血走り過ぎちゃう？｣
ファッーー！頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む…！監視しても良いから、あやつの部下にはなりとうないよぅ…！！
「ショッピ」
ザワザワとし始めた部屋に響いたのは、体の芯から冷えそうな程冷たい声色だった。その声色の主はあの緑の人だ。緑の迷彩のパーカーで目元が隠れ表情は窺えないが、ピリピリとしている事から怒っていることは感じ取れた。
「そそれは、おれの、“獲物”や。て、手ぇ、出さんといてや」
“獲物”確かに今聞こえたのは、“獲物”と聞こえた。
その瞬間、ヤツが得体の知れない何かに見た。蛇に睨まれた蛙、まさにヤツは蛇に見えた。
誰もがヤツに呑まれていたが、紫がいち早く我に返ったのか、
「いくらゾムさんでも譲れませんよ」
と挑発していた。
え、私の為に争わないでェ！って言った方がいいですか？
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きな粉大使(プロフ) - soragirl3008さん» ひょえー！コメントありがとうございます！期待に応えれるような作品が書けれるように頑張ります！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - 続編っ！ヤッター！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉大使 | 作成日時：2019年9月2日 16時
