その24、真実とは。 ページ39
「ふふ、さて、どうですか？」
にこにこと胡散臭い笑みを向けてくる神(自称)。いや、何がどーです？やふざけハゲ倒せ〜？
「あら、元気そうで何よりです。」
「いや、元気やないし。はよ帰してや」
そう、早く帰りたい。元の世界には父さんも母さんもいる。母さんだって大変な時期なのに…！
段々イライラしてきたが、気持ちを落ち着かせる為に大きく息を吐く。感情の昂りは視界を狭めるし、理解速度が低下してしまう。実に非効率的！無駄無駄ァ！
「うーん、そこから説明していきましょうか…。」
こほん、わざとらしい咳払いをして話を進めていく。
…まあ、聞いてやるか。
「最初にも言いましたが帰れません。何故なら貴方は向こうの世界にいませんから。」
ふよふよ〜と宙を漂い始める神(自称)。今私はここにいるのだから向こうにいないのは当たり前では…？
「厳密に言えば、貴方と言う存在が無いのです。」
…は？ン？ナンテ？
「いやー、まさか異世界ポータルに入って来るとは…。」
何でも普通なら異世界ポータルー別名時空の歪みは、人が入るとその歪みに耐えきれず消滅してしまうのが道理らしい。
しかし、稀に耐え切ってしまうものがポータル内をウロウロしている様だが、それも肉体が無ければいずれ消滅する。
しかもこのポータルは割と出現しているらしい。勿論神が故意的でやっている訳では無いらしい。
いや、故意的にやんなよ…？めっちゃ怖いんやけど…。
「時間と空間って結構曖昧なんですよ！だからポータルが勝手に開いちゃったりするんです…」
勝手に現れたポータルを閉じて回っている様だが、タイミング悪く入ってしまう者もいる。しかし、大抵は消滅するので肉体を蘇生し事故死だの何だので偽造してしまう。
消滅しない者は出来る限り私達の様に異世界に送ってしまう様だ。
「そうなると、神隠しだの何だの言われたりするのが面倒なので、基本的にはその方に関する記憶の削除、都合合わせなどをしています。」
そう、だからあのコンビニにいた人達は全員消滅した様だが、あれは神が誤って開いてしまった為全員を転生かトリップさせたのだとか。
規模がデカすぎて会話が分かりにくいンゴ！
▽続く。
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きな粉大使(プロフ) - soragirl3008さん» ひょえー！コメントありがとうございます！期待に応えれるような作品が書けれるように頑張ります！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - 続編っ！ヤッター！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉大使 | 作成日時：2019年9月2日 16時
