その15、異文化探検。 ページ24
ーー60%、これは成人の体重の水分の割合である。
人はこの水分が6%失っただけでも異常をきたす。たかが水分だ、何て舐めていてはいけない。…まぁ、生命維持には欠かせない、とだけ知っていて欲しい。
だからと言って大量摂取も問題であるが…。
ーーん？何故こんな話をしているのかって？
今水に流されているからだよ！みんな、脱水症には気をつけような！
しかし、どれだけ流されているのだろうか。
どんぶらこっこ、どんぶらこっこと流されているのもアレなので、岸に向かい泳ぎだす。
ん？黒子？あぁ、あいつは良い奴だったよ…！
まぁ、横にいますけどね。意識が無いのかあるのかよう分からんが、まぁ、生きてます。
「ふぃー…ほれ、起きぃや」
べしゃり、黒子を地面に落とし目を覚ませる。
いだ！と野太い声が地面から聞こえる。
「ここ…は？」
「さぁな、でも私らがいた所からそんな距離はないみたいやな」
川上を見れば見覚えのあるバルコニーがある。然程離れていない距離だが、振り切れたことに息を吐く。
わぁ、と感嘆の声を上げる黒子に目を向ける。
「Aちゃん！見て！町だ！」
ぱたぱたとこちらに向かい手を振る黒子の元に、何処からか聞こえる異国のリズムに心が踊りながら足を運んだ。
▽▲
「わぁぁああ！凄いねぇ！」
周りをキョロキョロと見渡しながら歩く黒子を先頭に、ゆったりと足を進める。
赤レンガ造りの建物が立ち並び、まるで中世ヨーロッパにトリップした様な出で立ちの人々から現代的なスーツに身を包んでいる者ーーまぁ、一言で言うならカオスだ…時代背景しっかりしてぇ！
新鮮な魚、たくさん積まれた果物、きゅうきゅうに締められたハム達ーーまるでRPGの城下町に来たかのような感覚にソワソワしてしまう。
…良い所だ、新鮮な魚があるって事はそれだけインフラ整備がされているんだろう。果物だって変色しているものはなく、一つ一つが瑞々しく美味しそうだ。
行き交う人、露店の売り子達、日が高いうちから呑みあっている人たちまで全員が満面の笑みを浮かべている。
ーー何処か薄ら寒い感覚を覚えながら、足を進めた。
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きな粉大使(プロフ) - soragirl3008さん» ひょえー！コメントありがとうございます！期待に応えれるような作品が書けれるように頑張ります！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - 続編っ！ヤッター！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉大使 | 作成日時：2019年9月2日 16時
