その14、空は飛ぶもの。 ページ23
前回までのあらすじを10文字で説明しよう。
まじでやばい。字が足りない！乙。
「鬼ごっこも終わりやな」
陽炎の様に緑がゆらりと迫る。ヤメテ〜〜？私のSAN値はもう0よ〜？狂気状態待った無し。
左右に逃げ場なし、勿論前もだ。あぁ〜、短い人生じゃったんじゃ〜！
…来世は絶世の美女になるの！そして大食いとしてバラエティに出てがっぽがっぽに儲けるんだ…！終活にラッパーになろう。今決めた！
にじり寄る兵に思わず、目を閉じて空を仰ぐ。
それではお聞きください、Aの仰げば尊死。
ふと、聞こえて来た音に耳を澄ませる。
…ん？この音は…。よし、もうこれしか方法は無い。
「ふぇ、今度は何なん…」
隣で同じく仰いでいた黒子の肩をグッと抱き寄せる。
しばらく黒曜石の瞳をじっと見つめてみる、特に意味はない…が、黒子の頬に朱が走る。なに照れとんねん、ばーか。思わず口角が上がってしまった。
「オレは…オレは信じるぜ。勇者の奇跡ってヤツをな」
「私、勇者、チガウヨ！！だからワンチャンダイブいくないよ！」
いのち を たいせつ に ！何てテロップが出てきそうな白身に迫った顔で草。えぇい、勇者のくせに勇気がないとは何事だ！ぷんぷん！
「いや、Aちゃんのは勇気ちゃうで、愚行やで！」
ばたばたと打ち上げられ暴れる魚の様な黒子を無視して、トンカツを降ろす。子豚は寒さに弱い、ならこれからしようとする事はトンカツには良くない事だ。
さよなら、トンカツ…！達者でな！
「ほんじゃ、まぁ、いきますか」
バルコニーに手をかける。
何をするのか察した緑が、こちらに手を伸ばしてくる。やめろ〜〜？察しが良すぎ！状態値−1です。邪神復活で緑の負けで〜〜す！(煽り)
トン、軽やかにバルコニーを蹴り手から逃れる様に宙を舞う。
フードの奥の翡翠は悲しげに揺らいでいたーーが、私には関係ない！うーれ！逃げるんだよォーー！！
ーーザブン、一つの大きな水柱が立った。
その14、空は飛ぶもの。
ーー決して、跳ぶものではない。
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きな粉大使(プロフ) - soragirl3008さん» ひょえー！コメントありがとうございます！期待に応えれるような作品が書けれるように頑張ります！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - 続編っ！ヤッター！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きな粉大使 | 作成日時：2019年9月2日 16時
