その13、常に優雅たれ。 ページ17
やめて！黒子とトンカツを担いだ状態で、命懸けの鬼ごっこなんて私の精神まで燃え尽きちゃう！
お願い、死なないで私の筋肉！
あんたが今ここで倒れたら、明日の私はどうなっちゃうの？
体力はまだ残ってる。ここを耐えれば、自由になるんだから！
次回「A死す」デュエルスタンバイ！
いや、マジでヤベェって！助けてェエエェェエ！！
「んふ、嬉しいわ！また会えるとか！」
頬を若干赤らめながら追いかけてくる緑さんに青筋がたつ。やめてぇ〜？私のライフはもうすぐ0よ！
長い廊下を走る、走る、走る。
つかここ広すぎィ！外への扉何処にあるの⁈
「あ、ゾムーーってお前！おい、ゾム！見つけたら報告せぇよ！」
前から某有名なサッカー選手が飛び出して来た。
あ、今は監督だった…ってどうでもいいんだよ！はよ逃げよ。
某有名なサッカー選手の手前の曲がり角にスピードを落とさない様にしながら曲がる。
「こちらコネシマ！逃走者2名発見！南廊下爆走しとる！ショッピ！」
やめて下さい(震え声)
しかし無情にも行き先に降りてくる壁。
ん？壁が降りてくるの⁈
どうなってんのここ⁈テーマパークか何かかな？
黒子を肩に担いだ状態から横抱きにする。トンカツの位置も整え、覚悟を決める。
迫る扉は人が通るにはしゃがまないと行けない程に狭くなっている。
これを逃せば絶対にまた牢屋行きだ…！
覚悟はいいか？俺はできている！
上半身を後ろに反らし体勢を低くして、身体を斜めにする。うぉおぉ！届け我がスライディングゥ！
最悪黒子を盾にして生き残ってやる！
足が摩擦で熱い、尻だって摩擦で減りそうだ。
いだだだ！いや、これケツが無くなるわ！
しかし、その甲斐あって壁をギリギリで通り抜ける。シャッ！オラザマァ見ろーー！(震え声)
すぐに体制を立て直し走り出す。
いや、足いてぇな…！
▽▲
「なんやあれ！ヤバすぎやろ！」
おい、見たかゾム。敵ながら見事なスライディングやったで！と興奮気味に話しかけてくる。
防壁を潜り抜けた少女を思い描く。
こんなに殺り甲斐のある相手は久しぶりだった。
こんなに心に残る相手は初めてだった。
だから、自分以外があの目に入るのが嫌になった。
自分が映らない瞳が悲しくて仕方がなかった。
だからーー
「なぁ、シッマ」
ーーアイツ俺のエモノにしてええ？
500hitだよ！やったね！→←その12、服は可愛く綺麗に。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きな粉大使(プロフ) - soragirl3008さん» ひょえー！コメントありがとうございます！期待に応えれるような作品が書けれるように頑張ります！ (2020年2月9日 7時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
soragirl3008(プロフ) - 続編っ！ヤッター！楽しみにしてます！これからも頑張ってください！ (2020年2月9日 7時) (レス) id: 7bebdbe9d1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きな粉大使 | 作成日時：2019年9月2日 16時
