10、ぅゎ、ゴリラっょぃ ページ7
ーー重くも鋭い音が耳を貫いた。
それは、命を奪う為に作られた物から出された音だった。
その音を聞いて、動いたのはゾムだった。
掴んでいた手首を押し、Aの安全を確保する。次いで、押した反動で転がるようにその場から離脱するも、続けて放たれる音が聞こえるのでゴロゴロと移動。
発砲に時間を要している、それはオートマチックだから。それに、連発なんてしてるとーー
「ほら、やっぱりジャム(装弾不良)や」
チッと舌打ちをしながら、距離を縮められない為に弾づまりを起こした銃を勢い良く投げてくる。
大腿に付けているポーチからナイフを取り出し、銃を弾く。
ーー弾いた先が悪かった。
「ギャン！」
カコーンと、気持ちいいぐらいの音を立てて黒子の額へと当たる。頭からヌメリと赤い液体が流れていた。
しかし、ゾムは謝っている隙はない。目の前に、ギラギラと目を光らせている後輩が自分の命を狩ろうとしているのだから。
ーーこれが、まずかった。実に不味い。
何だかんだ言いつつも、Aと黒子は仲が良い。異世界に飛ばされ、Aを突き動かすものは黒子の庇護欲が1番強いのだ。
今、目の前で黒子は傷つき血を流した事が、引き金になってしまった。しかも、謝っていない事が拍車をかけた。
「ーー!!」
まず、仲良く喧嘩をしているショッピに抱き着く。背中に腕を通しグッと手を組み固定した。
勘違いしたショッピが一瞬顔を赤らめる、まるで、恋人達がする抱擁のように錯覚し、手を回そうとしている。
そんなショッピを横目に足に力を入れ思いっきり、背中を反らした。
ーーそう、ベリートゥベリー。別名、フロント・スープレックスである。
沈むショッピ、次はゾム。
ポカンとして突っ立っている背後に立ち、蹴る。
前から倒れたゾムの背中に乗り、大腿を持ち上げ自分の胸の高さでクロスさせながらギリギリと締める。
ーーそう、テキサスクロスバーホールドである。
一瞬で沈められた強い部類に入る2人を見て、鬱が静かに失神した。
10、ぅゎ、ゴリラっょぃ
プロレス技詳しくないけど、ベリートゥベリーが書きたかった(澄んだ目)
あと、銃詳しくないのでジャムの使い方もろもろ間違ってます。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きな粉大使(プロフ) - 白さん» コメントありがとうございます。なかなか主人公がムキムキしている小説がないので書いてるんですが、好きと言ってくださりテンションうなぎ登りです…！ (2020年2月16日 16時) (
レス) id: 816a82456a (このIDを非表示/違反報告)
白 - とても面白いです。筋肉ムキムキの女の子好きなのでこの作品すごく好きです。 (2020年2月16日 14時) (レス) id: ad3a81de86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きな粉大使 | 作成日時：2020年2月9日 7時
