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yt side
｢...はぁ、｣
｢ねえ涼介、ゆーてぃそろそろうざい｣
｢それなー｣
｢だって...！｣
久しぶりにけいとに会えるんだもん！そうなるじゃん！？
部活とかバイトでなかなか行けてなかったけど、今日は部活もバイトもない。
｢早くけいとに言えばいいのに｣
｢いや、でも...｣
｢ゆーてぃ大事なとこでヘタレだよねー｣
やまとちぃの言葉がグサグサ胸に刺さる。
事実なので何も言い返せないのが悔しい。
それでも久しぶりに会えるという嬉しさを抱えて病院に来ると、けいとの病室の前にお兄さんが立っていた。
あれ、いつもは中にいるのに。
｢...お、来た｣
｢こんにちは。けいとは？｣
｢あー...わり、もうちょっと待って｣
お兄さんは苦笑いしてなぜか病室へ入らせてくれない。
やまとちぃと3人で首を傾げてると、中から｢いのおー｣と呼ぶ誰かの声が聞こえた。
｢あ？あのさー、さっきから何し...っ、｣
なぜかお兄さんがちょっとキレながら病室へ入るかと思ったら、扉を開けた時点で固まってしまった。
それを不思議に思ったやまが隙間から病室を覗いて、同じように固まった。
なんだなんだ、何が起きてるんだ。
ちぃとふたりで困惑してたら、ガラっと病室の扉が開いた。
そしてそこから出てきたけいとを見て絶句した。
｢お、みんな久しぶりだねぇ！特に裕翔くん！｣
｢へへ、久しぶり。裕翔｣
その優しい声も笑顔も前に会ったときと変わらない。
だけど見た目は全然違う。
ばっちり決まったメイク、ゆるく巻かれた髪、あまりイメージではない派手めで少し露出のある服。
どれもおそらく自分ではなくその後ろで車いすを押している有岡さんがやったんだと思うけど。
｢あのね、ありるんが全部してくれたの。
今日は車いすで外に出られる日だから頑張ったんだけど...だめかな？｣
｢...ううん、すっごく可愛い！｣
あ、それ俺が1番に言いたかったのに。
隣にいたちぃに先を越されてちょっと悔しいし、こんなところでも勇気が出ない自分にも悔しくなる。
｢そうだ、外出れるんでしょ？
だったらゆーてぃ一緒に行ってあげなよ。
いつもお兄さんか私たちだしけいとも飽きちゃったでしょ、ねぇ？｣
｢えっ、や、私は...っ、｣
｢まあまあー。ほら、いってらっしゃい！｣
ちぃのナイス(？)パスを受けて結局俺がけいとと一緒に外に出ることに。
どうしよう、けいとが可愛すぎて何も言えない。
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cocorok(プロフ) - 猫の圭人ちゃんと、その飼い主の伊野尾くんがみたいです！m(_ _;)m (2018年9月14日 2時) (
レス) id: fc6c88d13e (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - さとさん» コメントありがとうございます(>_<)(>_<)(>_<)まだ受け入れられてないところもありますが、2年後まで泣かないと決めたので何事も頑張りたいと思います。 (2018年9月1日 0時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
わたなべ(プロフ) - 由真さん» わ！わわ！！ごめんなさい企画に悩みすぎて拾うの忘れてました...！！後日お話上げます本当にごめんなさい(>_<)(>_<)(>_<) (2018年9月1日 0時) (レス) id: 5f3fb5e8f0 (このIDを非表示/違反報告)
さと - わたなべさん、はじめまして。今月、わたなべさんの作品たくさん読んでいただきました。ストーリーの雰囲気とても素敵です。これからの二年間、どうなんストレスでも乗り越えますように。応援しています。 (2018年8月29日 10時) (レス) id: 0cd05b9f6e (このIDを非表示/違反報告)
由真(プロフ) - リクエストの続きで、元の世界に帰って来た二人を見て、伊野ちゃんとやまは、二人が化けて出たとビビりまくるけど、身体は温かく、足も有って、ハグもきちんと出来ることに気付いて、生きて帰って来たんだと大喜びする話をお願いします。 (2018年8月5日 12時) (携帯から) (レス) id: 49bfd89e96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わたなべ | 作成日時：2018年7月10日 20時
