誰かの特別になりたい (ページ29)

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～MHside～

部屋を出て行ってしまったAを

探してると声が聞こえてきて見てみると、

ソンウニヒョンといた。

盗み聞きは良くないって分かってるけど、

気になってしまう。

ソンウニヒョンにはいるのがバレてたみたい。

『ミニョンさん！』

MH｢あ、ごめん、急かした？｣

『大丈夫ですよ笑

戻りましょう。

早く練習再開しなくちゃですね！

私まで出て行ってすみませんでした』

人見知りなのかと思っていたのに、

全くそんな事なくてよく喋る明るい子だった。

だけど、話してない時はほぼ真顔だから

話しかけずらいんだよね、これみんな言ってる笑

収録当日。

メイクや着替えを終えて待っていると、

入口の方がザワついた。

その方を見ると照れたように笑うA。

『すみませ～ん、遅くなりました…』

SW｢その髪型初めて見た｣

『初めてしましたもん笑』

髪をピタッとまとめたA。

スーツも似合うなぁ。

僕の横の席に座ってニコニコして首を傾げた。

『どうですか？似合います？

もっと高い位置で括って貰えばよかったかな…』

そう言って1つに纏められた髪を触った。

MH｢すっごく似合うよ｣

『本当ですか？

なんかミニョンさんに言われると照れますね…笑』

MH｢そう？笑｣

『はい！

ミニョンさんもスーツすっごく似合ってます！

かっこいいです』

僕も君に言われると照れるよ。

～MHside終～