誰かの特別になりたい (ページ17)

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隣でお話してくれるソンウさん。

優しいなぁって思いながら踊ってる人達を見る。

SW｢実はね、俺もダンス苦戦中｣

『え？レベルテストの時あんなに

上手だったじゃないですか！』

SW｢フリースタイルは得意なんだけど、

振りを覚えるのが苦手で｣

『なるほど…

でも、ソンウさんなら出来ますよ！

頑張りましょう！』

SW｢うん、ありがとう。

Aも頑張ってAに上がっておいで。

俺も頑張ってAに残るから｣

『はい！』

その後ソンウンさんにアドバイスを貰って

Bの練習室に戻った。

動画を撮りながら踊って、

見ての繰り返しを何度もやった。

そうしているとだんだんと練習を切り上げていく

練習生たち。

残っているのは私とジェファンさんだけになった。

トイレに行くために練習室から出て戻ると、

ジェファンさんが泣いていた。

『あの…大丈夫ですか？』

JW｢ダンス上手くできなくて、

このままだと落ちちゃうから…

すみません…｣

『いえ、気持ち分かります』

JW｢いやいや、Aさんはちゃんと

踊れてるじゃないですか｣

『でも、まだ納得行きませんし、

上手く出来なくてもどかしいです。

私はAに上がりたいから、頑張ります。

ジェファンさんは？

夢を掴むためにここに来たんでしょう？

諦めたら勿体ないですよ。

すごく歌上手だし、

ダンスだって頑張ればどうにかなります！』