1番になりたくて (ページ29)

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MG「僕ね…」

いざ言うとなると、すごく緊張する。

振られる可能性の方が高いのに、

僅かな可能性に願いを込めてしまう。

MG「ウォヌヒョンに宣戦布告したんだ。

ボラちゃんのことで。

そのせいで、メンバーも気使ってて、

ウォヌヒョンとはあんまり話さなくなった。

それで今日、クプスヒョンが

ソルジちゃんが困ってるって話をして、

まだボラちゃんがいいって言ってたのって

シュアヒョンにも言われて、

だから僕、本当のこと

みんなの前で言いそうになった。

だけど、ウォヌヒョンが言ったんだ。

「人の彼女取ろうとして楽しいか」って

それで気づいんだよ。

やり方が汚かったなって…

ウォヌヒョンと上手くいってないボラちゃんに

漬け込むようなことして…

でも、取ろうとなんか思ってなかった。

自然に僕に気持ちが向けばいいなって。

結果、漬け込むような形になってたけど…

でもね、そんなことしちゃうくらい、

僕、ボラちゃんのことが好きなんだよ。

だから、メイクもボラちゃんがいいし、

ずっと一緒にいたい。

ボラちゃんが好き」

何も言わないボラちゃん。

沈黙の時間が、長く感じる。