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取り残された双子 ページ8

「げ、また負けた…」
「はい麗おつー!」
私達は、お祭りが終わってから遥の提案でアクションゲームをしている。
そして、今は綺麗に10連敗している。
遥はアクションゲームが得意なので、苦手な私に対して何度もハメ技を使ってくる。
ふと時間を確認すると、今は深夜の12時44分。
まだ大丈夫かな、と私達はゲームを続けた。
それから30戦位しただろうか。再び時間を確認するも、時間は進んでいなかった。一戦に5分位はかかるゲームなのに、おかしい。私は直ぐに遥の肩を叩いて言った。
「遥、大変だよ。時間が進んでない。」
遥もそれには気づいていた様で、怖がっているのか、ガタガタと震えている。そもそも、こんな時間までゲームをしているのに親が怒りに来ないこと自体おかしい。私は慌てて普段親のいるリビングに行った。しかし、誰も居ない。親の寝室にも、浴室にもいないし、トイレも鍵が空いている。外からも、自転車の音すら一切しない。ゲームをやめた今、聞こえるのは空気の…風の音だけだ。
「遥、大丈夫?」
よっぽど怖いのだろうか、震えが激しくなっている上に泣いている。私は外に出て様子を見ることにした。
外に出ると、其処でもありえない光景を目にした。
家の電気は全て消え、普段なら沢山通り過ぎている筈の車や自転車が1台も走っておらず、人っ子1人居ない。
明らかに異常現象だ。
遥は怖がって動くことすらままならない為、私は1人で外に出てある程度色々確認して回った。

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設定タグ:一次創作 , オリキャラ , 双子   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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乙音と海凪(プロフ) - 申し訳御座いませんが、この小説のパスワードを忘れてしまいました。別で新しく投稿するので、其方で見て頂けたら幸いです。 (2021年4月4日 4時) (レス) id: f3435d618b (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 弄月さん» ありがとうございます…!絶賛ネタ切れなのでめっちゃ頑張ります! (2021年2月3日 8時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)
弄月 - 投稿頑張って下さい!楽しみにしてます (2021年2月3日 5時) (レス) id: d558e3e2af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乙音(二次創作)と海凪(一次創作) | 作成日時:2021年1月17日 1時

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