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星の調査 ページ9

こっそり図書館に忍び込み、本を手に取る。
図書館のブザーが鳴り響く。しかし、私と遥以外に人が居ないため誰も来ない。
私は頑張って知りたい事が書いてある本を探した。
求めている本は勿論、あの星について書かれている本だ。図書館中探し回って、漸く私は探し求めた本を見つけた。
「これだ…北極星と反時計回りの星。」
頁を捲り、読み進めて行く。
其処には、思いもよらない事が書かれていた。
前書きから信じられる事ではない。
「『我々双子は、此処に実体験を書き記す』…?私達以前に、この星の事で何かあった人がいるってこと?」
どんどん読んでいく。この本を書いたのであろう双子は、今の私たちと同じ目に遭ったようだ。この双子が初めてなのか、それ以前の記録が残っていなかったのかはわからないが、彼等が街を歩いている間に色んな建物が壊れて行った事から、あの星は「滅びの星」と考えたと書かれている。
滅びの星は、何かを壊す時だけピタリと止まり、壊し終わるとまた回転を始めるという。
私は本を棚に直して図書館から出ると、走って家まで帰った。
あと少しで家につく!そう思ってスピードを上げたその時_
「痛っ…遥!?」
家の扉が開き、遥が出てきた。急にスピードを落とせなかった私は、そのまま遥と衝突し、作用・反作用の法則で2人とも尻もちをつく。
「麗!急に何処かに行かないでよ!」
怖かった、と泣きつく遥の頭を撫でながら私は星を見る。数秒するとそれはピタリと止まり、遠くで「ガシャン」という音が聞こえた。
「…何かが壊れた…」
小さく呟き、辺りを見渡す。この辺りは何方かというと田舎の方なので、目立つ建物はあまりない。探すのが大変そうだ、と思っていると、都会の方に建っていた大きなタワーが無くなっていた。
「遥、大変なことになったよ…。」

私たちにできること→←取り残された双子



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設定タグ:一次創作 , オリキャラ , 双子   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
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乙音と海凪(プロフ) - 申し訳御座いませんが、この小説のパスワードを忘れてしまいました。別で新しく投稿するので、其方で見て頂けたら幸いです。 (2021年4月4日 4時) (レス) id: f3435d618b (このIDを非表示/違反報告)
乙音(二次創作)と海凪(一次創作)(プロフ) - 弄月さん» ありがとうございます…!絶賛ネタ切れなのでめっちゃ頑張ります! (2021年2月3日 8時) (レス) id: 1dc2c912d4 (このIDを非表示/違反報告)
弄月 - 投稿頑張って下さい!楽しみにしてます (2021年2月3日 5時) (レス) id: d558e3e2af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:乙音(二次創作)と海凪(一次創作) | 作成日時:2021年1月17日 1時

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