【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ15)

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くっつき虫【時王/預言者】ページ15

部屋には冷房を掛けていて
尚且つ、露出高め…いや、ほぼ下着じゃないかって感じの格好をしていながら何故こんなにも暑いのだろうか…

その原因はきっとこの男のせいだ

『ウォズ…暑いなんとかして』

ウォ「幾ら我が姫君のお願いでも夏の暑さは私にはどうにも出来ないよ」

『夏が暑いのは分かるよ…!なんで、冷房も掛けてるのに!こんな格好もしてるのに暑いの?!』

ウォ「さぁね」

さぁね、じゃないんだよ
アンタがそんな暑いの着て抱き着いてるから冷房がついていても暑いんだってば!こうなったらはっきり言ってやる…!

『……ウォズ、アンタがくっついてるから暑いのよ!離れるかその服を脱ぎなさい!』

ウォ「おやおや、困ったね…。これでも夏物の服なのに」

『ぜーーーったい夏物じゃないでしょ!』

ウォ「はぁ……困った姫君だ。こうして二人きりの時間を私は楽しんでいるのに君は楽しくないのかい?」

1度は私からウォズの腕を離したもののまたウォズに抱き締められた。そのまま首元に顔を埋められる。くすぐったい…

ウォ「うん、汗をかいていてもいい匂いがするね」

『っ…この変態!』

ウォ「はははっ!面白いね、我が姫君は!否定はしないよ?」

『もうウォズなんてだっいきら…ｯん』

最後の1文字を言おうとした途端唇に柔らかい感触。やめてとばかりに突き放そうとするが手を拘束され角度を変え次第に深くなっていく口付けにとろけてしまいそうになる。いい所で唇は離された…

ウォ「ｯは…ふふっ、まだ物足りないという顔だね」

『ちっ違う…!』

ウォ「素直じゃない君も好きだけどね…もっと素直な我が姫君もみたい。どうしたら素直になってくれるかな?A…」

『なｯ…?!何して…』