【特撮】貴方に憧れる【短編集】 (ページ35)

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本音【竜装/青】ページ35

最近メルトはカナロの妹であるオトちゃんと仲がいい。今日もオトちゃんとお出掛けみたい

一方私はと言うとソファーに体育座りしながら仏頂面でメルトの悪口ばっかり言ってる。そんな私を見てアスナが隣に座って頬を抓ってきた

ア｢もうAったらホント素直じゃないんだから｣

う｢好きなら好きって言わなきゃだよ?｣

『はふにゃいひゃいよー…(アスナ痛いよー…)もー…ういまで?…私が素直じゃないのは昔っからじゃん』

ア｢でも!いい加減素直にならなきゃメルト取られちゃうかもよ?｣

『うっ…それは嫌だ。私メルトの事がす…』

と、続きを言いかけた時だった。ただいまーという声がして声のする方を向くとメルトが帰ってきたみたい。私はまた仏頂面に戻ってしまう

メ｢何をしてるんだ?｣

『メルトには関係ないでしょ!早くオトちゃんと結ばれたらいいじゃん!!』

ア｢ちょっ!A!!｣

メ｢はぁ?何急に怒って…｣

『メルトなんか嫌い!大っ嫌い!バカ真面目ソルト!』

メルトに悪気なんてないのに私の口は止まらない。終いには頬に雫が伝ってきた

メ｢なんなんだ、まったく。怒ったと思えば…次は泣くし俺、何か悪い事したか?｣

『……メルトなんか…』

メ｢？…ちゃんと言ってくれ｣

体育座り状態の私の前に溜息を吐き頭を搔くメルトにアスナが何か耳打ちをした

メ｢A｣

『……何』

ア｢えいｯ!｣

メ｢?!｣

『んｯ…?!』

一瞬何が起きたのか分からなかったけど、彼に名前を呼ばれて上を向けば目と目が合って…それでアスナがメルトを押して…。

それから唇に何かが当たる感触…勢いで目を閉じた為目を開けるとメルトときっキスをしていた。咄嗟にメルトを押し返す

『なっ何してんの…』

メ｢違ｯ…!おい､アスナ!｣

ア｢えへｯ☆後はお2人でごゆっくり～♪うい行こ!｣

メ｢こら!逃げるなｯ!…ってもういないし｣

アスナがピースをしてういを連れて何処か行ってしまい、気まずいまま私達は取り残された。沈黙を破ったのは私の方だ。