[短編集]ヒプマイ男子日記

ＭＴＣ ページ10

左馬刻

「舐めたマネしてくれんじゃねぇか一郎ォくん」

「あぁ…もうついたのか左馬刻」

助けに来てくれた…左馬刻が…!

「俺達の問題だ。部外者は関わるな」

そう言って一郎は大きな手で私の首や足をなぞる

「ひっ…」

「ｯﾁ、惚れた女を目の前に助けねぇって選択肢はねぇんだよ」

「へぇ…Aは俺のだ。誰にも渡さねぇ」

睨み合い、二人は同時にヒプノシスマイクを起動させた

＊＊＊＊

銃兎

「警察官をバカにしないで頂きたいですねぇ、山田二郎くん？」

「なっ、なんで…!!」

「中坊が大人を舐めるなｯしょっぴくぞ!!」

ビクリと二郎はその気迫に反応する

「二郎…銃兎…」

私はただただ見ていることしか出来ない

「待っててくださいね、すぐに私が連れて帰ります」

銃兎は私にニッコリと微笑むと二郎と向かい合ったのだった

＊＊＊＊
理鶯

「この程度の罠、小官には朝飯前だ」

「さすが、軍隊で訓練された男ですね…」

三郎が後ずさる

たくましい姿に見惚れてしまう

「A、帰ったら暖かいスープを用意してある。一緒に食べようか」

こんな時にその話か、なんてちょっと変わってるけど

「うん……!!」

きっとりおなら大丈夫


NEXT>FlingPosse

Fling Posse→←貴方にカン禁された私を助けたのは敵ディビの人でした

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す