44話 ページ44
なんだかんだで結局は高校生活なんてあっという間で、3年生を送る会は既に明日に迫っていた
「椅子並べよし、吹奏楽部の楽器も大丈夫、ムービーも確認したし…」
私は3年生を送る会の実行委員と共に作業をし、明日のために備えて確認をしていた
すると……
「A先輩…!!」
「あっ、ねむちゃん!!」
3年生を送る会、実行委員のメンバーのねむちゃんが声をかけてくれた
「とうとう明日ですね…」
「うん、明日で卒業って訳じゃないけど明日が過ぎれば当然、卒業式もあっという間だよね」
「そうですね…A先輩、兄のことをここまで面倒を見てくださってありがとうございます」
ねむちゃんは軽く私に頭を下げて、笑顔で私にお礼を言った
「ううん、こちらこそだよ。なんだかんだでアイツが居るから学校生活が楽しいっていうか、なんて言うか……」
キュッと心臓が縮むような感覚。
油断したら涙が出そうだった
もし卒業してしまったら左馬刻とはすれ違ってしまうのではないか
もしかしたら私よりいい女の人付き合うのではないか
そんな嫌なことを考えてしまっている私がいる。
それと同時に、寂しい思い、懐かしい思いがフラッシュバックし、結局は我慢が出来ずに涙が溢れ出す
「A先輩…」
そんな私を見てねむちゃんは私の手を握ってくれた
「お兄ちゃんの事で泣いてくれる人がいて私、嬉しいです」
そういったねむちゃんの顔を見ると、私と一緒でうっすらと涙が浮かんでいた
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李香はアキレス腱 - ほんっと大好きだわ。らむちゃ楽しそう笑 (2019年7月4日 22時) (
レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
Thistle* - 合歓ちゃん、、；；頑張れ！ 更新、楽しみに待っています！ご自分のペースで頑張ってくださいね^^ (2019年4月7日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Meяu | 作成日時：2018年12月2日 14時
