校則違反です、サマトキ様[学パロ]

40話 ページ40

「疲れた……」


片付けが終わり、生徒会室で項垂れる


「お疲れ様です。トラブルもありましたがなんとかなりましたね」


「銃兎さん、知ってて見過ごしたんじゃないですか？」

私は銃兎さんに疑いの目をかける

「さぁ？どうでしょうね？」

本当にこの人は読めない

隣に座る銃兎さんをじーっと見る

私の視線が鬱陶しかったのか銃兎さんはため息をついて口を開いた


「乱数に頼まれたんですよ…」


「何と引き換えに許したんですか」

「メガネですよ…もうそろそろ替え時だと思っていた頃に、最新型のメガネを買ってやると言われまして…」

「メガネで釣られたんですか銃兎さん……」

なんだか情けないな…

「はぁ…もういいです。起こったことは仕方ないですし」

ネチネチ言う気力も残ってないので、今回は許してやろう


＊

文化祭についての報告書を書いていると、だんだんと眠たくなってきた

隣では銃兎さんはスラスラと報告書を書いている


私は未だに1行しか書けていない


あ……やばい…眠いかも…



そう思った時には既に私の瞼は閉じていた

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