25話 ページ25
「それで?丸く収まりましたか?」
翌日、私は数日間、銃兎さんに仕事を押し付けた事を謝りに行くとそんな事を言われた
「な、なんで知ってるんですか…」
タジタジになりながらも答える
「おや?私が知らないと思っていたのですか?」
ドヤっと言う効果音が着きそうなぐらい自信満々に答える銃兎さん
「それに、私も理鶯も左馬刻の想い人なんてずっと前から知ってましたがね」
『あぁ、あと寂雷先生もですよ』と付け加えてペラペラと話し出す
「じゃあ、ずっと左馬刻の気持に気づかなかったのは私だけってことですか…」
だから寂雷先生、たまに意味深な事を言っていたのかと納得した
「なかなか進展なかったので私が横取りをしようと思ったりしたのですが…残念です」
「そ、それは…冗談ですよね?」
サラリとそんなことを言われるとドキリとしてしまう
「さぁ、どうでしょう?」
いたずらっぽくクスクスと笑う銃兎さん
「では正式にお付き合いしたってことで良かったのでしょうか?」
「あ……」
そう、それが問題なのだ
普通なら『付き合ってください』『私でよればお願いします』そんな感じだ
だが、そんな下りが1ミリもなかった
「まさかとは思いますが…分からないことは無いですよね?」
ごめんなさい。銃兎さん。
わからないです
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李香はアキレス腱 - ほんっと大好きだわ。らむちゃ楽しそう笑 (2019年7月4日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
Thistle* - 合歓ちゃん、、;;頑張れ! 更新、楽しみに待っています!ご自分のペースで頑張ってくださいね^^ (2019年4月7日 0時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Meяu | 作成日時:2018年12月2日 14時