バレーはもうやめた1

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1人静かに階段を登り、自分の教室に入った


その時


「一ツ橋！頼みがあるんだけど、ちょっといいか？」


『先生、、、別に良いですよ』


自分のクラスの担任が少し焦った様子でAを呼び止める


面倒だったが、少しならと思い、受け入れた


「助かるよ、それじゃこのプリントを山田先生に届けておいてくれ」


そこには山のように積まれたプリントが


「じゃあ、よろしくな」


『これ最低でも三往復しなきゃ、、、最悪』


少々毒を吐きながらも黙々とプリントを運んで行く


『はぁ、全然ちょっとじゃない』

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『よし、これで最後だ』


あまりにも彼女の手際が良すぎたためすぐにプリント運びは終了した


山田「一ツ橋、ちょっと手伝ってくれないか？」


『はぁ、、、』


そう、Aは頼まれ体質であった。


その上頼まれたら断ることの出来ない性格。


それのせいで今までも何かと苦労も絶えなかったようだが。


『頼んでおきながら自分はどっか行くってあり？』


Aは1人薄暗い部屋でプリントをホチキスでまとめていく


『はぁ、帰りたい』


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山田「お、ほぼ終わってるじゃん。ごめんな〜こんなこと頼んで、もう帰っていいぞ〜。これ、お礼のお菓子」


『、、、ありがとうございます。じゃあ、さよなら』


Aは爆速で帰る準備をした





『近道して帰ろ』


疲れが溜まっていて校内でも近道をしようとしている



この選択が今後の生活を大きく帰る事を知るまであと少し

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