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黒尾side
新幹線の中でAにキスして
Aを怖がらせちまった
だから暫くは距離を置いておこうと思い、
話しかけられても素っ気ない態度をとっていた
Aが出かけてから俺は夜久達に怒られた
夜「まあ、あれはお前が悪いな」
海「無理やりってのがね」
研「Aの気持ち考えないのがダメ」
「……分かってる」
研「分かってるならさっさと迎え行けば?」
研磨ってAに関する事だと俺に辛辣だよな
……………辛辣なのはいつもの事か
俺は監督に場所を教えて貰い、迎えに行った
すると、Aが、
『最初から婚約なんて─────
なかったら良かったのに』
と言っていた…
嘘だろ…?
嘘って言えよ…
「─────────A?」
俺が名前を呼ぶと、Aは
『─────────クロ?
なんで、なんでここに居るの?』
そう言うAは少し焦った表情をしていた
「そんなことより、今…
“最初から婚約なんて
なかったら良かったのに”って」
『クロ…あの、、、』
何も言えないのかよ…
はっ…俺、惨めだな…
Aは俺の事が好きなんだとずっと思ってた
でも違った。よく分かったよ
Aにとって俺は“like”だったんだな
それでも俺はAの事が好きなんだ
だからAには、幸せになって欲しい
Aにとって“Love”な人の隣にいて欲しい
それが例え、隣にいるのが俺じゃなくても………
「っ…わかった。父さんに言ってみる
だからもう、俺に構わないでくれ」
今の俺はきっと酷い顔してる
『待ってクロ!!』
Aが俺の事を呼んだので
黒「なに?」
と言いながら振り向いた
Aは一向に何も言わないので俺は
黒「言いたい事がないなら先に戻るから」
と、迎えに来たのに、一人で帰った
帰り際に
『嫌だ!行かないでよ!!!クロっ!!』
と聞こえたので
黒「頼む。しばらく1人にしてくれ…」
そう言い、その場にAを一人残した
宿に着くと、研磨達に
迎えに行ったんじゃなかったのか
と聞かれた
「迎えに行ったけど、まあ色々あって
置いてきた」
研「バカでしょ。クロはAのお父さんに
Aの事任されたんだよ?なのに何で
Aが苦しむようなことするの?」
お前に何がわかるんだよ
Aに信頼されてるくせに
「チッ…」
俺は舌打ちをして部屋にこもった
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くるみ(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます!!!!! (2020年5月31日 11時) (レス) id: 55d958a2d5 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 今後の展開が楽しみすぎる!!更新頑張ってください!! (2020年5月31日 8時) (レス) id: 0d6f6a630f (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - なつきさん» コメントありがとうございます。木兎さんの方も読んでくださったんですね!嬉しいです!本当にありがとうございます。更新頑張ります! (2020年4月23日 12時) (レス) id: 55d958a2d5 (このIDを非表示/違反報告)
なつき - 木兎さんの小説から来ました。こっちの作品も好きです!夢主ちゃんかわいい...最高です!更新頑張ってください。応援してます! (2020年4月22日 12時) (レス) id: 0d6f6a630f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:花咲優奈 | 作成日時:2020年4月15日 0時