*いってらしゃい* ページ31
正門に向かうと五つの人影。それは、7つの忍びたちの一つ下の後輩。
「どうしてお前らが……。」
「卒業試験頑張って下さい。先輩がいない間は我々五年生が忍術学園を守りますから!」
六年生は少し戸惑ったのだが、少しだけ嬉しかった。なんとなく、五年生が前より成長してるように見えたのだ。
数日しか経ってないのにね。
「ああ、頼んだよ。」
六年生は正門をくぐり抜けてると、走り去ってしまった。
走り去る先輩の姿を見て五年生は叫んだ。
「先輩!!いってらしゃいっつ!!」
これが、今の
先輩たちが元気に帰って来た時には、笑顔で元気よく迎えに行くんだ。
先輩に教えてくれたことを今度は我々が次の世代に教えないといけない。まだまだ我々は先輩のような立派な背中にはなれないけれど、目指したい。
五年生はくるりと振り返り、真剣な眼差しで背中向けて忍術学園にと戻って行った。
そして、六年生も卒業試験が始まろうとしていた。
………いや、始まっている。
忍術学園から出れば卒業試験開始。
卒業試験期間は一週間。
それまでの間に城を落とす。
失敗など許させない。
絶対に必ず成功させるんだ。
――みんなと一緒に卒業するために!!
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もえこ(プロフ) - はじめまして!大事な時期なのですね!頑張ってください!よい結果になることを祈りながら待ってますね〜!! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 8b605c37d7 (このIDを非表示/違反報告)
あずまる(プロフ) - 睡蓮さん» 面白いと思ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2018年11月2日 15時) (レス) id: 78c7944f1c (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮(プロフ) - 面白いです!頑張ってください(^^) (2018年10月29日 8時) (レス) id: 2f089d0de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずさ丸 | 作成日時:2018年8月31日 20時