*真実と偽り* ページ11
その頃忍術学園では、伊作とAを抜けたその他六年生が仙蔵と文次郎の部屋にへと集まっていた。
文次郎「ったく、こんな朝ぱっらから何をする気だ。」
小平太「文次郎、これ言っちゃなんだが寝たらどうだ?隈が酷すぎてくまもんになるぞ。いや、隈もんだな!」
笑顔満点の小平太の発言に一同笑いを必死に堪える。笑いたいのだが笑えない。仙蔵は文次郎との同室なので腹の底から大笑いをしている。
仙蔵「くくっ……文次郎、これは私の命令だ。後で伊作に睡眠薬をもらえ。そして、寝ろ。」
仙蔵はもう駄目だと大笑い。他の六年生もまた笑いを堪えることが出来ず肩を震わせてのクスクス笑いが蔓延する。
長次「……昨日は何をしていたんだ。動揺しずきで寝れなかったのか?」
文次郎「はぁ!?んなぁわけ、ねぇーだろ!鍛錬をしていたんだ!」
留三郎はふと何かに気付いた。そして、嫌味たっぷりの笑顔で「文次郎、ざまぁねぇーな。」と言うのであった。
まぁ、犬猿の仲の二人だからねっ!
文次郎「俺のことはどうでもいいが、お前らに一つ話がある。アミガサタケ城のことだ。」
「「「「!!!!?」」」」
太陽が昇ると同時に四つの忍びたちはアミガサタケ城の真実の話を知ることになる。
また、彼と彼女も。
伊作「ちょっ、一体どこに行くつもりなんだよ〜?」
伊作の応答には答えずに走り去ってしまうAに我慢出来なくなったのか、ガツンと腕を捕まえる。
伊作「Aっつ!」
少し荒っぽい言葉遣いで感情をむき出しにして名前を呼ぶ伊作に、Aは大きくため息を付き黒い微笑みで「伊作、手離して?」と言うものだから、伊作は素直に手を離した。
「伊作、よく聞いて。これはとっても大切な話だから。」
伊作「大切な話?もしかして、僕と君が別ればな……」
「はぁ!?んなぁわけないでしょ!?私が言ってんのは卒業試験のことだよ。アミガサタケ城のこと。」
アミガサタケ城と聞いて、名付けようもない様々な感情に胸に秘めてしまう伊作。
「アミガサタケ城の真実と偽りの話。前に文次郎くんと任務を受けた時に聞いたの。アミガサタケ城は―――――」
伊作「!!!?」
伊作の驚きが交わるように木や鳥、風がぶわっと山を動かすように風が荒々しく草木を吹き倒すのだった。
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もえこ(プロフ) - はじめまして!大事な時期なのですね!頑張ってください!よい結果になることを祈りながら待ってますね〜!! (2019年7月26日 20時) (レス) id: 8b605c37d7 (このIDを非表示/違反報告)
あずまる(プロフ) - 睡蓮さん» 面白いと思ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます!!これからも頑張ります! (2018年11月2日 15時) (レス) id: 78c7944f1c (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮(プロフ) - 面白いです!頑張ってください(^^) (2018年10月29日 8時) (レス) id: 2f089d0de5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あずさ丸 | 作成日時:2018年8月31日 20時