お隣すあん ページ5
独歩side
.
『いやー久方ぶりの鍋パですね!』
「.…あの…Aちゃん、やっぱりこうやっておっさん2人を容易に部屋に入れるのは…」
「いいだろー!どっぽちん!気にすんなって!Aだし!」
『聞き捨てならねえな』
気にすんな言われながらビシバシ背中をひふみに叩かれる
地味に痛い
その変わりひふみはAちゃんから正義の鉄拳をくらったようで 悲鳴をあげて倒れた
…ひふみはああやって言うけどこれ軽く犯罪では…女子高生の家におっさんが2人…?鍋パ…?
いやこれ有罪だ…即有罪…変態…、死刑…!?
とブツブツ呟いてるのが聞こえたのかAちゃんがアツアツの大根を口に突っ込んできた
さすがの俺もキレた
.
『そういえばひふみさんって女性恐怖症なんですよね?ほれ、ほれ女性だぞオラ』
「えぇ〜?俺っち男は勘弁〜」
『えっひふみさん酔いすぎ〜!!』
「え?」
『え?』
鍋パは予想通り深夜まで続き
ひふみの調子乗りが激しくなってくる
もちろんAちゃんは飲んでない。
それに 酒も回ってきて正直俺も眠たい限りだ
てか明日普通に仕事なんだよなあ…嫌だ…死にたい…
「てかAちん最近太った?」
『人気ホストとは思えないほどのデリカシーのない発言』
「ほらこことかさ〜プニプニかよって話」
「モテない!痩せるべき!モテなくていいけど!」
『こいつ訳分からんこと言い始めた』
ひふみは酒が入るとボディータッチ多いんだよなあ
厄介な奴…本当
てかあんなに近づいていいのか…?相手はJKだぞ?
ひふみの危機感の無さにはいつもいつも…
ボッーとしながらもあいつの愚痴を心の中で言い続ける
酒が入ってあまり回らない頭のまま 立ち上がりAちゃんとひふみに近づく
2人が不思議そうに見上げてるのが分かる
なんだよ仲良げに 俺ははみごかよ
「…アンタら距離が近すぎるだろどう考えても……」
「独歩ちん嫉妬してるっしょ!」
「は、はぁ?」
いやまさか、とぼやけていた頭が少しだけ冷静になった
ば、馬鹿お前そんなわけない
と言おうとした
「Aちんに!も〜どっぽ〜まじで寂しがり屋だな!」
「俺っちもどっぽのこと大好きだから安心しろって!」
「…ん?」
え、そういうこと…?
と疑問をうかべていたら
ホ モは帰れ
とAちゃんに追い出された。
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作者名:桜花 | 作成日時:2019年2月17日 18時