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依頼とかいうやつ ページ11

.





『暑い死ぬ』





今日は依頼で森の中へ探索へ来ている
なんか珍しいキノコが欲しいらしい
訳が分からん自分でいけや




てかまず 一郎さんが依頼のこと言うやん
そしたらあの2人が
いち兄の依頼なら!!て言いましてやる気満々だったから
今回も仕事ねえやラッキーオブラッキー★
って思ってたけど

内容告げられた途端私に目を逸らして今までの私の数々の愚行を一郎さんに伝えて怒られた挙句
この依頼を押し付けられた、と


だから私は森で虫見つけて2人の部屋放り込もうかなって考えてるけど
どうやっても私が半殺しになる未来しか見えない







『……迷った……』






そしてこんなくだらない考え事をしながら歩いていたら
もう方向感覚が分からなくなって自分がどこから来たかなんてもう覚えてない
そう、迷子。



つまり私は今日ここで死ぬ…?



という結果にたどり着いたから17歳のくせに
死にたくねぇぇ"ぇぇ"
って叫びながら森の中走り回ってた

正直体力浪費しただけだった



.






『やばい…夜なる……』




あれから歩き続けてもう確実に日は沈みかけている頃になった

もうキノコなんて気にしてる暇は100%ある訳もないから依頼のことはもう諦めた

いいや…帰ったらこっぴどく叱られよ…


と思ったけど帰れるかも分からないっていう






「……人?」






『…えっ、え"!?』






声がする…
と周りを見渡すも誰もどこにもいないので

まさかこいつ直接脳内に…!?
ていうテンプレ思ったけど一応声には出さないでおいた






「ここだ」






『ぅおわ』






う、上の方から声?

なんて不思議に思ったら急にゴリラみたいなイケメンが木から飛び下りてきた
えっ!?!わけわからな……………情報量多い…





「ふむ。見たところ迷ったのだな、今日はもう遅い。小官のテントに泊まるといい」





『ん、えっ。ん?』





「こっちだ着いてこい」





『あっはい』



その後は


小官が飯を作ってやろう
小官があたためてやろう
小官の寝床を使うといい


と、尽くしまくって貰ったおかげで
あれ?私もしかして森にキャンプにきた?ってくらい楽しかった

満天の星空をみれたのはまじ一生の思い出何これ幸せ

翌日お別れの時に
1日お世話なりました。私らズッ友ですて言うたら
そうだな、友よ。って返してくれました。




ちなみに帰ったら 半泣きで二郎くんと三郎が抱きついてきた
あとなんか最近私への態度が心なしか優しくなった気がする

オトメゴコロ→←二郎くんはオトシゴロ



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作者名:桜花 | 作成日時:2019年2月17日 18時

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