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哀れな鬼 ページ33



私は哀れな鬼だった。


記憶があやふやだけど 、多分私はなにかしらのきっかけで鬼になって

家族から離れて 家に戻ろうとしたけど、勿論家族は私を迎え入れてくれなかった

居場所をなくした私はいつの間にかこの鬼舞辻という男と共に暮らしていた

助けてくれた、のかなとは思っている。一応恩はある

そして最初は私にやけに優しかったのを少しだけ覚えている

拾ったまるで私を家族のように接した

私はどうしたらいいか分からなかったから受け止めるしかできなかった

だけど対応が変わったのは私が家族の元に帰ろうとした時だった

おかあのところに行きたい

そう言うと鬼舞辻は私を厳しく叱った


その折檻というものは日々続いて、私はもう鬼舞辻を家族だとは当然思えなかった

恐ろしい、怖い、そんな印象しか抱けなかった

最初は痛かった、というかいつでも痛かったけど
声に出して痛いと言って、泣いたのはいつだっただろうか


そうだ、泣いたら折檻をやめてくれるのに気づいたのは大分最近だったかな

痛かったら泣こう、その時にそう学んだ。
私はもう、完全に鬼舞辻に恐怖で支配されていた



月日が経つと鬼舞辻の周りには鬼が増えた

お前が一番だ とはいってくるけど別に何も思えなかった
私は家族の元に帰りたい
でもそれを言っちゃダメだ、きっと痛い思いをする

ここから逃げたい、怖くても逃げたい。

日々を過ごす中で私はそう強く思うようになり


そしてチャンスは訪れた

鬼舞辻が私を置いて戦いに行っている

今しかないと思って逃げて逃げて逃げて、逃げて

後ろからだれかが着いてきているような気もしたけど鬼舞辻ではないことは分かっていたから

もう気にする間もなかった



そのまま走り続けていると崖にたどり着いた。落ちたら川だ。

だけどもう引き返すことも出来ない

今帰っても、間に合わない。ああ、どうしよう
そう思っていると

背中を誰かに押されるのがわかった


落ちる


そう思って必死に何かを掴もうとするも
目の前にうつったのは あの、童磨というやつだった

いつも私の心に傷を与えてくる、哀れ、可哀想
もう何回聞いたか分からない


お前はどこまで私を追い詰める気なんだ




「…可哀想な子。君の名前はAというんだよ」




そう言ったのが落下時に聞こえた

その時の顔は今までに見た事がない顔だった
悲しそうな顔をしていた

そんな顔もできるんだ

そう思いながら私はすさまじい水しぶきを立てながら川に飲みこまれていった

ダメ29→←哀れな鬼



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ゆい(プロフ) - 一気に読んでしまいました!続きを楽しみにしております! (10月15日 7時) (レス) id: 67d27ac634 (このIDを非表示/違反報告)
AYANO(プロフ) - 桜花さん! 煉獄さんの話公開する事になったら教えてください! よろしくお願いします!あといつも作品楽しく読ませてもらってます! (9月19日 22時) (レス) id: c435c36ab9 (このIDを非表示/違反報告)
茉優(プロフ) - この作品ほんとに大好きです!健康にきおつけてこれからも頑張ってください!! (9月19日 17時) (レス) id: b60e3eafa2 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いです!続きがとても楽しみです!更新お願いします!! (9月11日 17時) (レス) id: fdf583fde8 (このIDを非表示/違反報告)
雪雫 - 凄く面白いです!続きが楽しみ!お身体に触らない程度に更新頑張ってください。 (9月9日 0時) (レス) id: c2cb9b617d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜花 | 作成日時:2019年8月10日 20時

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