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気まずい、とてつもなく
気まず過ぎる･･･
さっきから少し身動きを取るだけで
肘と肘が触れそうになって
その度に、いろんな感情が混ざって
鼓動が早くなる
遡ること10分前、
４時間目の最初の先生の一言。
今日は隣の人と協力して活動するから隣と席をくっつけろーー。 なんて
憎むよ、先生
そして、今に至る
佐藤くんからはくっつけてこなかったから、
躊躇しながらも仕方なく
私は佐藤くんの席に自分の席を近づけた
私はなんて、ついてないんだろう。
運がなさすぎる
そもそも、佐藤くんが隣の席じゃなければ
隣じゃなかったら、
こんなに毎日が憂鬱じゃなくて済んだのに
聡ちゃんが隣の席だったら、
毎日笑って過ごせたのに
ていうか、同じ施設じゃなければ･･･
.
「ねえ、」
そんな妄想に浸っている時、
隣から聞こえてきたこあまりにも不機嫌な声に
私は再び現実に引き戻される
サッと顔を上げ隣を恐る恐る見ると
こちらを冷めた表情で見る佐藤くんが
苦手だな、どうしても。
「あのさ、ボーッとしてないで作業して」
「言ったじゃん、殴ったりしないって。
だから、」
ビクビクしないで
消えそうな声で俯いた佐藤くん
くせっ毛な前髪からチラリと見える
大きな目伏せていた
そんな横顔が、あまりにも近くて
画になって
こんな佐藤くん
私･･･知らない
あれ、あれ、
なんだろう
なんで
なんでなんでこんなに
近いの
ゆっくりゆっくり
佐藤くんは俯いたまま
顔をこちらに少しだけ向ける
佐藤くんの右目と
視線が交わる
スローモーションに見えた
弱々しい瞳
儚すぎたの、佐藤くんが
だから、目を逸らせずにいた
ゴクリと唾液を飲み込む
.
「しょ、うり、くん」
佐藤くんは微かだけど
大きな目を見開いた
なんで私は
下の名前で読んだのか
自分でもわからない
その時の、感情が込み上げて
私は私じゃなかった
「え、ご、ごめん！」
我に返った私は
その状況が耐えきれなくなって
思わず机を離してしまった
ドクンドクンって波打つ
鼓動が激しい
顔が火照っていくのがわかる
佐藤くんの顔が見れないよ
なんで･･･
それから佐藤くんは、
一言も喋らなかった
.
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みわ - 十一行目、トレイじゃなくてトイレじゃないですか？ 間違ってたらすみません。 (2017年11月8日 23時) (
レス) id: 96a2f8cf6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - おはぎは世界を救うさん» コメントありがとうございます！はい！待っててくださいね！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
おはぎは世界を救う(プロフ) - 大量更新待ってます！！！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 86427fc120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - 山平涼耀さん» いやいや全然！コメント嬉しい限りでございます！そうですねー、近づくと見せかけてからのーって感じです（笑）ありがとうございます！更新頑張りますね！いやいや是非是非コメントお待ちしております！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
山平涼耀(プロフ) - 度々ごめんなさい汗 いや〜勝利ｸﾝにちょっと近づいた!!って感じてその感動を誰かに話したくて、作者さんに伝えました(笑) 更新待ってます！！何度も何度もすみません。 (2017年1月4日 15時) (レス) id: 5c20d6215c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいちゃん x他1人 | 作成日時：2016年12月5日 23時
