-32- ページ34
.
「聡ちゃん、ありがとうね」
結局、お昼休みは何も食べずに
聡ちゃんに学校の隅々まで案内してもらった
二人で教室に戻ると
また、人集りが。
「ねえねえ、こっちこっち」
そんな中、1人私に手招きをする女の子が。
私も簡単にその子に連られて
「(人1)、って呼んでいい？」
「え、あ、うんうん、」
いきなりの質問に戸惑ったけど
この子はさっきの子達となんか違う。
何がどう違うかって聞かれたら、
うーん、分かんないけど...
「私のことは うらら でいいから、ね？」
「うん、う、らら」
いきなり呼び捨ては
なんだか気が引けるけど、
「あー、良かった！宜しくね？」
「うん、宜しくね。」
聡ちゃんが私との関係を問い詰められてる間
私は、うららと 友達っていうものに
なれた、よね？
ホッと一安心。
友達関係で、悩むことは今のところ
無さそう。
チャイムが鳴って、皆が席に座る
聡ちゃんが私とどういう関係なのかを
言ったのか分からないけど、
皆はぶーぶー言いながら
不服そうに席に着いた
あ、、、教科書...
午前中は運もよく自習が多くて
教科書なしでもどうにか、出来たんだけど..,
次はきっと教科書無しじゃ出来ない、
転校してきたばっかりで教科書ないよ...
うそ、、
「はい、じゃあー教科書開けー」
教科担当の先生がみんなに指示を出す
「あ、今開いてないやつは忘れたか？ 忘れたら、隣の人に見せてもらうよーに」
どうして、隣が佐藤さんなんだろう...
今、一番話したくないのに。
もう片方の隣を見ようとしたけど、
佐藤さんはもともと1人はみ出て後ろの席だから
その隣の私は隣が佐藤さん以外居ないわけで。
ああ、終わった。
そう思い、目に溜めていた
今にも零れそうな涙を堪えて
俯いた
そんな時
「あのさ、」
「そんなに怯えないでよ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1033人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みわ - 十一行目、トレイじゃなくてトイレじゃないですか？ 間違ってたらすみません。 (2017年11月8日 23時) (
レス) id: 96a2f8cf6a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - おはぎは世界を救うさん» コメントありがとうございます！はい！待っててくださいね！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
おはぎは世界を救う(プロフ) - 大量更新待ってます！！！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 86427fc120 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいちゃん(プロフ) - 山平涼耀さん» いやいや全然！コメント嬉しい限りでございます！そうですねー、近づくと見せかけてからのーって感じです（笑）ありがとうございます！更新頑張りますね！いやいや是非是非コメントお待ちしております！ (2017年1月7日 13時) (レス) id: 777f2b6f0d (このIDを非表示/違反報告)
山平涼耀(プロフ) - 度々ごめんなさい汗 いや〜勝利ｸﾝにちょっと近づいた!!って感じてその感動を誰かに話したくて、作者さんに伝えました(笑) 更新待ってます！！何度も何度もすみません。 (2017年1月4日 15時) (レス) id: 5c20d6215c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいちゃん x他1人 | 作成日時：2016年12月5日 23時
