向日葵～君の笑顔が見たいんだ7 (ページ29)

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翔side

お互いに最悪なイメージを残したまま別れた

幸せな家族だった事も覚えてる

どこで間違ってしまったんだろうね…

最後に見た親父と母親…大嫌いだった

でもさ、和と出会った事で

また、親父とこうして会う日が来るなんて…

二人きりなんてレアなシチュエーション…

なんだか照れ臭くて

翔「大丈夫なのかよ？」って

ちょっとぶっきらぼうに聞いてみる

父「あぁ……２、３日安静にしてれば、すぐ退院できるって(笑)」

翔「そう……ゆっくり休みなよ…」

父「有り難う……翔…優しくなったな…」

翔「はぁ？」

父「…いや、違うか……翔は、元々優しくて正義感が強い子供だった……俺達のゴタゴタで……思春期の翔に嫌な思いをさせたから……ごめんな…」

翔「……昔の事だろ…」

父「ハハッ……昔より優しくなったんじゃないか？……好きな人でもできたか？(^^)」

翔「！//////な、何言ってんの！？バっカじゃないのΣ(ﾟДﾟ；≡；ﾟдﾟ)」

父「違うのか？(笑)」

翔「……違くは…ないけど……俺の片想いだし……絶対に叶わない想いだから……」

父「…和君だろ？…お前の好きな人って…」

何でバレてんの？Σ(O_O；)

父「見てればわかるだろ(苦笑)デレデレだしな♪」

翔「……うっさい(*≧д≦)」

父「…お前が本気なら…和君が成人したら、養子縁組解消したっていいんだぞ……そうしたら交際も結婚もできる♪」

翔「……男同士だぞ…親父…反対しないのかよ…俺の事……気持ち悪いって思わないのかよ…」

父「思うわけないだろ！お前は、俺の子供だぞ…自分の子供が幸せなら……それだけでいいんだ…それに和君は、女の子以上に…可愛いからな♪(о´∀`о)反対する理由がない(*´-`)」

翔「……親父……(笑)」

父「告白しないのか？」

翔「……時期がきたら……自分の気持ちに決着をつけるために…言おうかとは思ってる…前提は、ちゃんと兄弟になるっていう意味でだよ…」

父「別に…血が繋がってる訳じゃないんだし…無理に兄弟になろうとしなくても…いいと思うけどな…翔は、変に真面目だよな～(°▽°)」

翔「だって…和に輸血した時に…【五十嵐の血が和の中に流れてる】って言っちゃったしね(苦笑)」

父「…惚れた相手が…まさか養子縁組されるとはな(T.T)……運命の神様は、悪戯が過ぎるよな…まぁ、運命に抗ってみろ…応援してるから…どんな結果でも、俺は翔の味方だから…頑張れ(^^)」

翔「……親父……有り難う……」