二十三躍 前は見えても後ろは同時に見えないので不便です、ハイ ページ23
「…そう、神威はなんとなく検討ついてるのね」
信女は和紙で作った赤い飾り花を黙々と広げながら呟く。
現在入学式の準備で銀魂高校はいつにも増して慌ただしくなっているのだった。
そのうちの飾り付け係になった神楽と信女は和紙を扇型にし中心を輪ゴムで固定してから扇で言うヒラヒラする所を広げていく作業をずっとやっていた。
「あ〜!!なんか手が疲れてきたネ!もう嫌アル、こんな作業」
「そんな事も言ってられないでしょう。そもそも貴女がじゃんけんで負けて…」
「分かったアル‼やる、やるから!そんな哀れむ目で見ないでヨ!!」
神楽は一度投げ出したやりかけの飾りを拾い上げると、物凄いスピードで広げ始めた。
「その調子。……そういえば神威と総悟は?私達と同じ教室で作業でしょう?」
「あー、あいつらはなんかツッキーに力仕事任されて体育館行ったアル。私もそこ行きたかったんだけど」
「神楽なら余裕そう」
「あったぼーヨ‼余裕中の余裕アル!」
神楽は大袈裟に手を振り上げた。……が、
「ぶべらっ」
神楽のスーパーマッスルパンチを真正面から誰かがくらった。そして、そのまま床に崩れ落ちる。
「な⁉ごめんアル!誰かサン!!私のアウェイキング・ブラッドをくらって大丈夫だった奴はいないネ。オーイ‼イキテマスカーー‼」
「……神楽、色々ツッコみたいけどとりあえずこの人保健室に」
「おうヨ。おい、お前………って、……!!?」
そして、初めて神楽は殴ってしまった人物の顔を見た。
その人物は神楽たちが見知った者であり、昨日から行方をくらませずっと探していた者だった。
その人物の顔を見た二人は一瞬にして目を見開く。
神楽は口をパクパクと開閉を繰り返し、信女は信じられないものを見たように眉を寄せる。
↑まあ、ホントに信じられないものを見たのだ。
「た、た、た、た、
高杉ィィィィィィィィイイッッ!!??」
神楽の驚きで押し込まれていた声がやっと出た瞬間も高杉は失神していた。
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スミマセンm(__)m
ある意味キャラ崩壊しました、でも面白いと感じた人はありがとうございます…
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その頃、
「総悟ー、こっちの仕事全っ然楽だネ〜♬相当重い校長の高級なツボって聞いてたけど片手でいけんじゃん」
「…いや、それはテメェがおかしい。この怪力バカが」
「…なんか言った?(^^)」
「マヨ丼が食べたいなーーーーーーー(棒)」
「トシ、沖田くんがマヨ丼食べたいって」
二十五躍 白雪姫はキスで、野獣の王子はイタズラで目覚める→←二十二躍 悩みが多いと中々立ち直り皆無
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白玉(プロフ) - 面白すぎる..さすがプリン!!ww (2017年10月1日 8時) (レス) id: d7b0293ef7 (このIDを非表示/違反報告)
プリンちゃま(別垢)(プロフ) - みかんさん» みかんさん、ありがとうございます!『面白い』と評価して下さってマジで嬉しいです!!これからも応援ヨロシクお願いします★ (2017年4月8日 20時) (レス) id: 5afe51ca08 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白かったです!沖田と神楽の所が特に面白いです!これからも更新頑張ってください!応援しています! (2017年4月8日 19時) (レス) id: 7cb491045b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:交差点プリン | 作成日時:2017年3月31日 18時