黄色い花束を君に・ARS【３】 (ページ12)

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「わかったよ。通信じゃなくて会って話した方がいいな。

これからそっちに行っていい？」

「別に来なくていいよ。」
『お願いします。』

和也さんが不服そうな顔をしていたけど、勢いで返事してしまった。

部屋の魔法陣が光り、光が収まると四人が立っていた。

なぜかのポージング。絵になるけど、そこは普通に立っててくれてもいいんだけど。。。。

あっ！！！

『靴！靴脱いでください。』

「フハッ！
全員が揃ったのに、第一声が靴脱いでかぁ、やっぱAちゃんはいいね。」

雅紀さんが笑っている。

「ごめんAちゃん。
もう夜も遅いから、早速話を始めよう。」

翔さんが穏やかに話しをはじめた。

私からの提案は
●魔王城まで必要な薬を準備させてほしい。
●香もあるだけ渡したい。
●新作の攻撃力を上げる薬を使ってほしい。

ブラストのみんなはそれを聞いて、
一様に助かる。と頷く。

異論を唱えたのは和也さんだった。

無理をさせるべきじゃない。
倒れたらどうする。一人では看病する人もいない。
夜の一人歩きですらやめてほしい。

いつもは、飄々とみんなの意見を聞いてることも多いのに。と潤さんが呟く。

頑固なのは俺と智さんのはずなんだけどなぁ。
と首をかしげる。

どうしてここは頑固なんだろう