白髪７４ ページ6
「どいつもこいつもつまんない色のザコばっか
全然やる気おきないよ・・・・・」
天羽は更地と化した地面を見る
「うんうん
余裕があっていいことだ」
うんうんと頷き迅は言う
「悪いんだけどさ、おまえらおれの担当もやってく
んない？基地の西っかわ」
「ええー・・・・・
なんで・・・・・？」
天羽は怠そうにため息を付き言った
「頼むよ、これやるからさ」
迅は懐からぼんち揚を取り出しレインに渡した
『ありがとう迅さん・・・・・
天羽さんと一緒に食べる』
レインは微笑み迅を見つめる
迅は少女の瞳をジッと見つめると深く息を吸い、吐いた
「そろそろ敵さんが本格的に動き始める
おれも行った方が良さそうだ」
迅は少女に戦況を大方説明した
というものの少女のボーダーから支給された通信機が先程の戦いで壊れたのだ
制服のポケットには壊れた通信機が入っている
少女は戦況を知らなかったのだ＿＿＿＿
.
.
.
迅の話を聞いていた少女は戦況を脳にインプットした
迅の話によるとどうやら味方は分散され新型のトリオン兵に苦戦しているらしい
この間の会議で会った近界民の黒トリガー使いの双子は途中まで一緒に行動していたものの別れ、遊真は嵐山隊と優菜は嵐山隊と出会う前に新型を一掃しに行ったらしい
玉狛支部の面々はまだ到着していなく、彩月はどうやら大学で大量のトリオン兵たちによって足止めを食らっているようだ
『なるほど・・・・・』
少女は言う
『新型ってどれくらい強いの？』
迅は難しそうに言う
「正隊員がやられるくらいの強さだ
諏訪さんがやられたらしい」
『スワ・・・・・？』
少女は首を傾げ『あぁ』と思い出したように呟く
以前、基地で迷った時に道を教えてくれた見た目は不良の優しい人だ
『新型・・・・・
天羽さんも少しならやる気出せる・・・・・？』
「・・・・・いや」
天羽は答えた
少女はため息を付き天羽の手を引いた
『ありがとう、迅さん・・・・・
基地の西に行って来る』
『ほら行こう』と手を引きながら歩いて行く二人を見送り迅は身体の向きを変えた
「さて・・・・・行くか」
.
.
.
ピクリ
少女の身体が反応する
「レイン、どうかした・・・・・？」
隣を移動する天羽が訊く
『なんでもない』少女はそう答えつつある方向を見た
何処か、その方向から懐かしい気配がしていた＿＿＿＿
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シア - 最新待ってます‼︎ (8月26日 23時) (
レス) id: e4da277671 (このIDを非表示/違反報告)
雄飛~Yuhi~ - 更新していただきたいのです！！お願いします！！ (2018年12月26日 22時) (レス) id: 17482f2c04 (このIDを非表示/違反報告)
羽鳴 - 更新、待ってます。忙しいとは思いますが、頑張ってください。期待してます。 (2017年10月11日 17時) (レス) id: 8f8b055d27 (このIDを非表示/違反報告)
RAIN@元アラジンlove(プロフ) - 雲雀さん» コメントありがとうございます。時間が掛かると思いますが宜しくお願いします。 (2017年2月8日 8時) (レス) id: 5aca2d49f2 (このIDを非表示/違反報告)
雲雀 - 更新待ってます。 (2017年2月7日 23時) (レス) id: a8f449b6ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RAIN@元アラジンlove | 作成日時：2016年10月30日 19時
