ボールが14個 ページ15
ー翼sideー
「おはよう。白布君、川西君。」
「「はよ。」」
私が教室に入り自分の席に行くと、白布君と川西君が話をしていた。
顔を少し見てみると、少し疲れているようだった。
「昨日の仮入部はどうだった?」
「疲れた…。」
「さすが強豪って感じだったな…」
白鳥沢は強豪校だ。
レギュラーをさっさと決めてしまって練習したいだろう。
私だったらさっさと仮入部期間も終わらせるかな。
「もしかしたら今日の練習、昨日より疲れるかもね」
「え…」
「監督から聞いたの?」
「違うよ?私の想像だよ。白鳥沢は強豪だから、レギュラー決めてさっさと練習したいと思うの」
「ああ、だから体力含めて一気に見てどうするか決めるのか」
「そのとおり。まあ、もしもの話だよ。…本当にそうだったら、それ以外にもあるかもしれないけれど」
「それ以外?」
「白鳥沢は強豪校。当然練習は仮入部のときよりも、もっと厳しくなる。そして、仮入部者の中には、白布くんと同じように、一般受験の人も混じってるでしょ?」
「…中には練習についていけず、途中で辞めるやつもいるってことか」
白布君は私の説明の途中で理解したのか、言葉を引き付いでくれた。
「そう。だから本当に入る覚悟…って言ったら少し大げさかもしれないけど、覚悟があるか試したいんじゃない?」
「そういうことか。理解できたわ。鷲匠先生って根性ない人好きじゃなさそう」
私達の説明で理解できたのか、川西君は納得したような顔をしていた。
「だから、今日は覚悟したほうがいいんじゃない?」
私が少し笑いながら言うと、二人は「マジか…」というように、ほんの少し顔を歪めた。
・
847人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇`*) (2022年5月26日 13時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 緑黄さん» ありがとうございます!ここからは描きたい内容が沢山あるので、恐らくですが更新ペースは少しは早くなると思います! (2021年6月6日 16時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
緑黄 - 小説読ませてもらいました。とっても面白いです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2021年6月2日 23時) (レス) id: ee53a7dc4c (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 無気力なおバカさん» ありがとうございます!返信が遅くなって申し訳ございません!幼馴染の登場は結構先になってしまいますが、この先のお話ば沢山考えているので、ぜひ楽しみにしていてください! (2021年5月23日 12時) (レス) id: df2dc32979 (このIDを非表示/違反報告)
無気力なおバカ - 面白いです!夢主ちゃんの幼なじみ、誰か気になる〜 更新頑張って下さい!! (2020年11月15日 22時) (レス) id: 9900cccf42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月夜 | 作成日時:2020年5月24日 12時