はつこいとひとめぼれ。【菊地原士郎】 (ページ28)

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夜のコンビニ 2 ページ28

菊地原side

今日は防衛任務終わりに軽食でも済まそうかとコンビニへ寄る事にした。

夜ということもあり、人の入はほぼ無かった為、まぁぱぱっと買い物が出来た。カゴにいくつかの食べ物、飲み物等の目的の物を入れていく。

菊地原「風間さん、牛乳飲みたいって言ってたよね。ちょっと取ってきて。あと、なんか好きなのも買ってけって。」

歌川「了解。菊地原はいつものあれで良いよな？」

菊地原「うん。間違えないでよね」

" わかってるって " そう言った歌川は僕とは反対側へ行ってしまった。そのままカゴを持ったまま意味もなく店の中を回る。

＿＿＿一瞬、聞いた事のある心音が聞こえた気がしてコンビニの入り口を見つめてしまった。

すると、1人の女性が薄着で店の中に入って来た。

間違いない、あの時の人だ。

歌川「…………菊地原？そんなに入り口見てどうしたんだ？」

菊地原「……なんでもない。」

あの後、気になりもしないお菓子のコーナーを見たり、でかでかと新商品！と書かれたポップを見たり。そんな事をして少し時間を潰していた。

最後に会計をして店を出ようとする。と、

どんっ、と何かとぶつかった。音で分かったけど、あの人だ。

「わ、」

『あぎゃっ、』

腑抜けた声が聞こえた。僕とぶつかったからなんだろうけど、それにしても変な声だな。どっから出てきてんだろう。

仮にも転んで尻もちを着いてしまってるのは彼女だ。別になにも思ってないけど一応手でも差し出してた方が良いでしょ。

声を聞かれていた事が恥ずかしかったのか随分と顔を赤くして動揺してた。

『……ほんとにすみません……』

菊地原「別に良いよ。怒ってないし。それじゃ」

『あ、はい、』

特になんの変哲も無い、ただの会話。それだけで僕の心臓はいっぱいっぱいなのか、心音が凄いうるさく聞こえる。

あの人と別れた後、歌川に " 顔が赤い " と言われた。ほんっとに最低。

＿＿＿＿＿＿＿

お久しぶりです。

今半分寝ながら書いてるので多分話の進みがばらっばらだと思います。

最近やっと情緒安定してきたのでまた投稿開始したいなと思っています。全然出せてなかったので一旦出しますが、正気の時にもう一度見てから治します。