校門前 ページ24
夢主side
『ほんとむりむりこわいこわい』
今、私は校門を出たすぐの場所で小さくなって震えてます。
やっぱり、あの人はどうにも慣れない……
米屋「っあははは!!!」
出水「っふ、んふふふふっ……ww」
あの場に居た2人は腹抱えたりそのまましゃがんだりして笑い死にそうだった。なんでそんなに笑ってるんだろう、そんなに今の私面白いかな?
『何故お2人はそんなに笑ってるんですか???』
出水「だ、だって、さっきとの差がww温度差がでかいんだよww」
米屋「それだ、さっきはなーんかカッコイイ事言ってんな〜って思ってたらさ、今縮こまって震えてるんだぜ?くそおもしれぇw」
ひ〜、っと言いながら私を指さしてきた。咄嗟に出た言葉は、
『お前ら人間じゃねぇ!!』
としか出なかった。ほんっっっっとにやめて欲しい
米屋「んふぅ……っw、んでどーよ、秀次に慣れた?」
『慣れません……あれ私普通に喋ってただけだよね?殺意向けられてた気がするけど大丈夫?』
米屋「だいじょーぶ。秀次はあれがデフォルトだから」
『デフォルト怖っっっ』
出水「まー、ゆっくり慣れてけよ。アイツも根は悪い奴じゃないからな」
『それは分かってるんだけどな……あ゛ー……なんかボーダーに入るの怖くなってきた』
???「……お前、ボーダーに入るのか?」
???「な、奈良坂先輩?!急に喋りかけて大丈夫なんですか?!」
目の前には薄い茶のマッシュヘアのなんだか頭の良さげな男の人と、これまた頭の良さげなめがねの掛けた子。先輩、と呼んでいたから先輩後輩の関係なんだろう……
『へ?あ、そう、ですけど……どちら様でしょうか?』
米屋「あ、おせーぞ奈良坂、章平!」
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作者名:とめぇとぉ | 作成日時:2021年3月31日 0時