乱数くんはｶﾉｼﾞｮにデレデレ

彼女の過去 ページ18

貴方side



乱数くんは、とても辛そうだった。



なんか、支えてあげたいと思った。



でも、私の過去なんて人生なんて





知ってしまえばｵﾜﾘ



「あのね。私望まれずに産まれた子なんだ」



乱『え？』



「でね。赤ちゃんの頃からずっと言われてこと。」



「あんたなんか、いらない。居なければ幸せだった」



乱『そん、な…』



あぁ、乱数くんもびっくりしてるよね。



「でね。いっぱい暴力もあったよ。ほらココとか」



私の腕には青ジミだらけ。とても綺麗とは言えない



「ふふっそれを話したら彼氏に呆気なく振られて」



「汚いって友だちから罵られて」



やばい。止まんないよ…。



「いっぱい汚い目向けられて…泣それでっ。そ、れでっ」



乱『なに。それ…』



急に乱数くんは、叫んだ



乱『ざけんなよ！そいつら絶対許さない。』



「乱数くん…ごめんね泣ごめn…！？」フワッ



その時微かに甘い香りが鼻腔を擽った。



乱『なんでAが謝るの？僕よりも辛かったね』



あぁ、この人は私を大切にしてくれるのかな…



乱『気づいてあげられなくて…ごめんっ』



なんで乱数くんが謝るんだろう。気になったから聞いてみた。



「なんで乱数くんが謝るの？今日会ったばっかだし気づかなくて当たり前だよ？」



すると、彼からは意外な言葉が…



乱『だって、辛い時に僕が誘っちゃったでしょ？』



なんて、優しいんだろう…。



「私は一緒に居てくれて連れ回してくれて嬉しかったよ？ありがとう。」



これほ、本心だった。



乱『当たり前！もぅAは僕のだもんねー』



「え？」



乱『どうしたの？』



こんな私でも好きでいてくれるの？



「この話聞いても好きでいてくれるの？」



乱『当たり前でしょ？てか、前の彼氏なんて忘れてよ』



待って…嬉しすぎて泣きそう…



「私を？好きでいてくれる、の」


乱『勿論！改めるね？A好きだよ！僕と、いや。俺と付き合ってください』



ホントに私でいいのかな…でもいいよね！



「はい！よろしくお願いします！」



乱『A〜！大好きっ！』ギュッ



「ふふっ私もだよ？」



乱『もー。可愛すぎっ！あ！僕嫉妬深いからねん』



意外だなぁ…でも私には丁度いいくらい。



「嫉妬嬉しい…。だってそれだけ乱数ちゃんが私の事好きってことでしょう？」ニコッ



乱『ズルい…天然だ…』



「へ？」



乱『よーし！幻太郎達にも報告だねん♪』

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